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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

試しに釣りをしてきた~刺激に対して能動的になると確かに楽しい(#107)

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目・耳・鼻・舌・身・意の六門を開いて感じれば、楽しくなってくる。

●解説

引き続き『考えない練習』を読んでいます。

同書によると、仏道では、目・耳・鼻・舌・身の五感にプラスして、意(意識)で感じるのだそうです。

これらを六門と言います。

余計なことを考えずに、「自分の感覚に対して能動的になる」と心地よい気分になります。

積極的に世界とコミットしているからでしょうか?

●裏解説

本当にそうかなのか確かめたくて、朝から釣りに行ってきました。

o0352028810681474861.jpg写真は江戸川放水路です。自宅から自転車で20分ぐらいのところです。

私の趣味は釣りです(かなり下手ですが)。

ところが釣りに行って、あまり楽しめたことがなかったのです。

いま大変なのにこんなことをしていていいのかとか、急な仕事やクレームのメールが入ってきてるんじゃないかとか、お金も時間も無駄に使って釣果がないんじゃないかとか、とにかくいろんなことを考えてしまって楽しめませんでした。

今日は、六門を開いて、目の前の釣りに集中しました。

目は魚影や竿の動きに集中し、耳は風や波の音に傾け、鼻は潮の匂いをかぎ(やや臭いのですが・・・)、舌で唇のしょっぱさを味わい、身はアタリや魚の動きに集中し、意は魚を釣ることと熱中症にならないことだけを考えるようにしました。

そうすると、まず釣果が全然違います。

まあ、この時期のハゼはダボハゼと言って、釣りやすいこともあるのですが、かなり釣れてしまいました。

そして、楽しさが全然違いました。

生きている実感を味わうことができました。生きていて良かったとも思いました。

帰宅して、風呂を浴びると、あまりにさっぱりして、笑いが止まらなくなりました。

余計なことを考えすぎてきたように思います。

目の前のことに集中するだけで、これほどの充実感が味わえるとは! 

問題は、夫婦二人で大小56尾ものハゼをどう始末しようかということです・・・。

 

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