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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

つかえながら話をしているからといって不優秀ではない。返ってスラスラ話している人に注意せよ(一日一言 #92)

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理路整然と話すのは受け売りの人。つっかえながら話すのは自分の頭で考えている人。

●解説

もちろん自分で考えたことを練りに練って、スラスラ話せるところまで練習している人もいます。我が333営業塾の吉見範一塾長などもそういう人の一人です。

ただ、私の知り合いの中でもそういう人は、一握り。片手で足りるとまでは言いませんが、両手の指を折りきるほどはいません。

この前提で言うと、理路整然と語っている人の多くは、むしろ他人の受け売りであることが多いようです。

逆につっかえながら話をする人は、実際は頭をフル回転させながら、自分の考えを話している人が多いのです。

話し方の巧拙で人を判断すると誤ることが多いように思います。

●裏解説

それでは、自分の考えをスラスラ話す人と、他人の受け売りをしている人を見分けるにはどうしたらよいか。

そういうときは、反論とも取れる質問をしてみるといいかもしれません。批判的なトーンではなく、よく分からないので教えてほしいというトーンが良いのは言うまでもありません。

このときに自分の考えを話している人は、練り上げの段階でいろいろな想定問答をしているので、質問にも小気味よく答えてくれます。

逆に受け売りの人は、まず批判されているのではないかと身構え、ことさらに「自説」(本当は他人の説ですが)の正しさを主張しようとします。

まあ、しかし、ほとんどは質問するまでもなく、具体的か抽象的かで見分けがつくことが多いようです。

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正直、今回は書き方が悪かった。

この程度の論なので、当然いろんな穴があります。

ただ、話し方等だけで判断する人が多いので、別の視点もあるよと示したかっただけです。

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