リーダーシップが優れているから実績が出ているのではなく~真のリーダーシップとは?(一日一言 #66)
リーダーシップがあるから実績が出るのではない。実績を出そうと努力するからリーダーシップが生まれる。
●解説
多くの人が勘違いしているのは、リーダーシップ研修などでリーダーシップについて学び実践すると、実績が出ると思うことです。
実態は全く逆です。
実績を出したからこそリーダーとして周囲に認められ、その段階でようやくリーダーシップ研修で学んだことが生きてくるのです。
うそだと思うのであれば、回りを見渡してください。素晴らしいリーダーだ、素晴らしい人間力のある人だと言われていた人が、業績不振に陥るや、リーダーとして不適格の烙印を押され、その地位から追われていませんか?
逆に多少性格的に問題のある人でも、実績を出し続けている限りはリーダーの座から追われることはありません(不祥事を起こせば別ですが、それはまた違う話です)。
孫孫引きぐらいで恐縮ですが、「ランチェスター経営」の竹田陽一先生がこのように言われているそうです(出典不明につき、文責は私が持ちます)。
経営者が労力を費やすべき割合は、営業戦略53%、商品戦略27%、組織戦略13%、財務戦略7%。
要するに商品を売り続けて実績を上げ続けないと、経営者=リーダーとは認めてもらえないということです。
ですので、リーダーとして回りから認められたいのであれば、リーダーシップについて学ぶことも必要ですが、同時に実績をだすため戦略・戦術の作りかたやしくみ作りの方法についても学ぶ必要があります。マーケティングや営業についても学ぶ必要があるのは言うまでもありません。
実績を上げるためのベースになるものは何か?
それは、もうお分かりですよね?
自分軸(「誰に」「何を」「なぜ」提供するのか?)です。
●裏解説
実を言うと、昨日開催した「奇跡の営業所」の作り方セミナーで書いていただいたアンケートが今日のネタ元となりました。
「リーダーシップを学びにきたのに、営業ツールやセールスレターの話が中心で、少し残念でした」とあったのです。
それを見て、私は大事な大前提を説明していないことに気がついたのです。
その方は、懇親会でフォローしておいたのは言うまでもありません。
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もちろんリーダー一人で実績を出し続けることはできません。
部下が気持ちよく働いてこそ、最大の実績が出ます。
ただ、そのベースは、部下を信じて任せるというようなことではなく(これ自体は否定しませんが、より重要なのは)、部下が実績を出し続けられるようなしくみを作るところにあると我々333営業塾は思っています。