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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

最初にやることは決断(一日一言 #58)

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「誰に」「何を」は、過去の実績から、ひとまず決めてみる。

●解説

中堅のIT企業や製造業のご相談に乗る機会が増えています。

驚くべきことに、創立以来15年以上営業ということをしたことがないという会社がほとんどです。

「誰に」「何を」売っていきますか?とお尋ねしても、どの会社もイメージが出てきません。何でもやれるんだけどなあ、というお答えです。

バカにしているわけでは、もちろんありません。どちらかと言うと、これが普通だということを今まで知らなかった我々のほうが無知だったと言えます。

ではあるにせよ、まずは何でもいいから「誰に」「何を」を決めないと先には進みません。やみくもにやっても見込み客のリストが作れないからです。

仮にリストを持っていたとしても、その中で絞込みをしないと、テストマーケティングさえできません。

過去の実績の棚卸しをして、有望な分野を絞って、まずは小さく始めましょう。

●裏解説

実を言うと、自分自身も会社の設立当初はこんな感じでした。

1年ぐらいのたうちまわっていました。

勇気を出して絞りはじめて、ようやく事業が動き始めたのです。

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流通業やサービス業の方には信じられない話かもしれませんが、製造業系(ITも含む)ではこれが普通のようです。

作れば売れた、作れれば注文が来た時代は、そんなに遠くなかったということです。

そして、そうした会社が次々と営業して新規開拓せねば、という状況になってきています。

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