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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

「人生の幸せ」を求める人へ

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ずっと長い間、仕事とプライベートは別物だと割り切りたいと思っていたぼくだからこそ断言できます。

仕事とプライベートを別々に考えている間は、人生の幸せはありません

かといって、仕事がすべてでも幸せはありません

もちろんプライベートがすべてでは生存レベルでやばいです(笑)。

では、どうすればよいのでしょうか?

● まず、自分の関わっているビジネスを確認

以下の順でチェックしていきましょう。

まず、自分の携わっているビジネス(事業)の自分軸を作ります。

会社ではなく、あなたの関わっているビジネスの自分軸です。

そのビジネスは、「誰に」「何を」「なぜ」提供しているのかをじっくり考えてみてください。

何回か書いていると思いますが、

  • 「誰に」は、社会的ドメイン(属性)と心理的ドメイン(欲求)で絞ったターゲット
  • 「何を」は、顧客から見た価値(商品説明ではない!)
  • 「なぜ」は、そのビジネスを始めて、続けている理由・理念・こだわりなど

です。

● 自分自身を確認

次に、自分自身の個人としての自分軸を考えてみます。

あなたは、「誰に」「何を」「なぜ」提供したくて頑張っているのか?

これを考えてみます。

個人の自分軸がビジネスの自分軸と共通していれば最高に幸せな人です。

すべてが共通していなくても、「なぜ」が共通していれば十分幸せな人だと思います。

現実路線として、「なぜ」の共通化を目指してください。

たとえば、「誰に」に関して言えば、ビジネスでは顧客ターゲットになるのは当然ですが、個人だと家族や恋人であることが多い。中には自分自身という人もいます。

これはこれでまったく問題ありません(もちろん共通している人も問題ありません)。

しかし、「なぜ」が共通していないのであれば、なんとか共通項を探してみてください。

● 「なぜ」は生き方の問題

自分軸をマーケティングという観点でみれば、重要なのは「誰に」「何を」の部分です。

ここがぶれてはビジネスは絶対にうまく行きません。

マーケティングにおいて最も大切なものは、プロモーション(広告宣伝)です。

「誰に」「何を」がない広告文はそもそも書きようがありません(その割には、そのような広告文が氾濫していますが・・・)。

しかしながら、「誰に」「何を」だけでは、現代においては差別化はできません

ここ10年ぐらいで急成長した世界的な大企業(ブランド)を思い起こしてみてください。

Google、パタゴニア、スターバックス、キッザニア、etc.。

すべて事業を続けている理由や、強烈なこだわりを持っています。

みなさんの大好きな坂本龍馬はどうですか?ビジネスと個人の自分軸、特に「なぜ」の部分に共通項がありそうですか、なさそうですか?

答えるまでもありませんね。

「なぜ」は生き方の問題であり、自己の存在理由でもあるのです。

これが仕事とプライベートで一致すれば幸せだし、そうでなければ不幸です。

● 突き詰めて考えれば、道は開ける

それでは、自分自身の自分軸と共通する自分軸を持つビジネスを探せば幸せになれるのでしょうか?

理屈の上では、それでも構わないのですが、たいていの場合非効率です。

効率的な方法は、まずは自分自身の自分軸を突き詰めて考え、その後、自分の関わるビジネスをそれにあわせて展開していくということです。

ビジネス探しは、下手をすれば数十年かかることもありますが、自分の関わるビジネスは数年で自分の色に染めることが可能です。

これも両方やってきたぼくだからこそ断言できます。

うまくいっていない人のほとんどは、自分自身の自分軸を突き詰めて考えていません

それをしないので、ふらふらと自分に合うビジネスを探しにいってしまうのです。そして何十年も見つけることができないというようなことになってしまいます。

逆に自分軸を突き詰めて考えた人は、自分の周囲に自分に合うビジネスが転がっていることに気づきます。

それを自分の自分軸に合うようにカスタマイズするだけ。数年で自分のやりたかった仕事を創り上げていきます。

なんとなく不幸せな感じがしている人は、まずは自分自身の自分軸を突き詰めて考えてみましょう

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