カメラは楽しい (2):OLYMPUS PEN Liteでオールドレンズ - 16mm映画のシネレンズが映し出す世界はまさにファンタジー
カメラは楽しい:OLYMPUS PEN Liteを買いました
の続きです。
子供の頃に見た16mm映画のシネフィルム (Cine Film)、ジジジジーって音がしながら映し出す映画、あの独特の映像美、雰囲気ってイイです。シネレンズ (Cine lens)は、そんな映画の撮影に使われたレンズです。そのシネレンズをPEN Liteに付けて写真を撮ってみました。
マイクロフォーサーズなのでレンズは選び放題
OLYMPUS PEN Lite (E-PL1)などのPENシリーズのデジカメで採用されているスタンダードと言えばマイクロフォーサーズ。アダプタを使うことで、いろんな規格のレンズを取り付けることができます。ただし、注意しなければならないのは、オートフォーカスが効かなくなり、マニュアルフォーカスをあわせなくちゃならなくなります。
シネレンズを手に入れる
シネレンズの中でマイクロフォーサーズカメラで使うことができる規格のひとつが、「Cマウント」(C mount)です。私は、Cマウントのレンズの中で特に有名な、Kern-Paillard Switarというレンズを、オークションサイトのebay.comで手に入れました。(私の手に入れたものは、Kern-Paillard Switar 1:1.5 f=25mm ARというものです。) Switarは、ebay.comをはじめ、Yahooオークションなどのオンラインオークションサイトなどで出ているようです。または、オールドレンズなどを扱っているカメラ屋さんなど置いてあったりします。最近では、マイクロフォーサーズなどのレンズを交換できるカメラの登場によって、Cマウントレンズの相場が高くなっているようです。
Kern-Paillard Switarというレンズ
Switarについては、Bolex Collectorが詳しいです。Bolex Collectorによれば、Switarのレンズは、8mm映画用のDマウント、16mm映画用のCマウントという2つの規格で、1940年代から Bolexの映画カメラ用に作られたのが始まりのようです。Switarはいろんなバージョンがあり、Alpaという一眼レフカメラにも使われたのは有名です。そのAlpaのMacro Switarと名のつく物は1000ドル以上で取引されていて、まさにコレクターズアイテムとなっています。
アダプターも必要
Cマウントレンズをマイクロフォーサーズのカメラで使うには、Cマウントからマイクロフォーサーズへ変換するアダプターも必要です。私は、ebay.comで、metabones社製のシルバーなCマウントアダプタを手に入れました。
レンズとマウントアダプターをくっつけるとこんな感じです。
いざ撮影
ということで、絞りをF1.5(開放)にして撮影してみました。
まさにファンタジーでした。。。