すごいお母さんの原動力
昨日から「ほぼ日刊イトイ新聞」で
面白い連載が始まっています。
このお母さん、尾崎美恵さんは、
小さいころから海外への強い憧れを持っていたけど、
結局主婦におさまって、3人の子育てをしながらも、
「人生はこれでいいのかなぁ」という迷いを持っていたそうです。
長男の幼稚園でフランス人のシスターと知り合ったのをきっかけに
フランス語を学び始めて、44歳で大学院に入り、
「四国夢中人」という団体を一人で立ち上げて、
四国とヨーロッパをつなが活動を始めたとのこと。
昨年、ヨーロッパの俳人を呼んで、四国ツアーを企画し、
そのツアーで感じたことを俳句にしてもらって
それを1冊の本にまとめて、
俳句好きとして知られるEUの大統領に
本を献本したいと連絡をとったところ、
実際に会ってもらえたそうです。
現在は60歳を超えてらっしゃるようですが、
素晴らしい行動力ですね。
ぼくは自分史の講座で、自分史のメリットの一つとして
夢や生きがいを見つけることができることをあげています。
誰もが子供のころにはいろいろな夢や憧れ、
やりたいことを持っていたはずですが、
それが成長するにしたがって、親から止められたり、
自分の能力の限界を感じたり、
周りの目を気にするようになったりして、
いつしか夢や憧れを追求することをあきらめてしまいます。
自分史をまとめて、子供のころからのことを振り返る過程で
そういった夢や憧れ、やりたかったことを思い出してみると、
ある程度人生でいろいろなことを経験してきた今だったら
できるのではないかということがあるものです。
尾崎さんの場合も、子供のころからの海外への強い憧れが
活動の原動力になっていると思いますが、
ぜひ自分史を活用して、自分を見つめ直すことで、
自分の中にそういった行動の原動力になるようなことを
見つけてもらえたらと思っています。