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歴史感覚を養うために自分史が役立つ

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ジブリのアニメ映画『風立ちぬ』が大ヒットしているようです。
ぼくも見たいと思いながらまだ見ていませんが、
宮崎駿監督が韓国メディア向けに開いた記者会見の記事を読みました。

東京新聞:「憲法 いまこそ役立つ」 宮崎監督 重ねて改憲反対:社会(TOKYO Web)

個人的に共感したところを引用します。

また、政府の歴史認識について「日本はバブル崩壊以降、歴史的な感覚を失い、経済の話しかしてこなかった」と批判。「自国民を大事にしなかった戦時中の日本政府が、他国民を大事にするはずがない。丸ごと反省しなければ、新しい道は生まれてこない」とした上で、「この困難な時代に中国、朝鮮半島、日本が仲たがいをしてはだめです」と訴えた。

ぼくも、現代の問題点の一つは、
バブルが崩壊して、高度成長時代はとっくに終わり、
人口も減少しはじめているときに、
いつまでも経済成長のことばかり
追い求めていることだと思っています。

政府だけでなく、すべての日本国民にとって、
交通機関やITの発達によりグローバル化が進み、
より世界の中での日本について考えないといけないときに
重要なことは、きちんとした歴史感覚を持つことだと思います。

歴史感覚を養うためには、
現代史をきちんと学ぶことが重要だと思いますが、
学校教育では、時間切れで現代史までたどりつかず、
きちんと教わらないケースが多そうです。
学校を出てしまった後は、なかなか学ぶ機会がとれないでしょう。

ぼくは、歴史感覚を養うための一つの方法として
自分史をまとめてみることが有効だと思っています。

自分の生きてきた軌跡を
日本や世界のいろいろなできごとと照らし合わせながらまとめてみることで、
歴史の流れを実感し、自分も歴史の中で生きているのだという感覚を
得られるのではないでしょうか。

そういった歴史感覚を養うツールとしての自分史というトピックも
「自分史フェスティバル2013」のパネルディスカッションでは
とりあげてみたいと思っています。
皆様のご来場をお待ちしています。

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