自分史づくりの四つの喜び
昨日は、自分史活用推進協議会の主催で
セミナー「家族がつくる祖父母の自分史」を開催しました。
自分史というと、自分で書いてつくるイメージが強いですが
今回は、自分の両親や祖父母の自分史をつくることの
意義や方法がテーマでした。
講師は、明治19年創業の河出書房の代表の河出岩夫さんと、
協議会の理事の秋山忠生さん。
河出さんは、実際に自分史の出版に関わられてきた経験を中心とした話、
秋山さんは、ご自身の父親が亡くなる前に、
話を聞いて自分史を作成した経験からの話がメインでした。
具体的な経験をもとにした話は説得力があって参考になりますが、
特に河出さんの、自分史は宝物であり、
自分史づくりは宝物探しであるという話が印象に残りました。
河出さんは、自分史づくりには四つの喜び体験があると言います。
一つ目は、自分史づくりの過程での、過去や家族との対話による喜び。
二つ目は、自分史が形としてできあがったときの喜び。
三つ目は、自分史を大切な人たちに見てもらって喜んでもらったときの喜び。
四つ目は、100年後、自分が亡くなった後にも、自分の記録が後世に残っていく喜び。
二つ目の話を聞いていたときに、出版社時代のことを思い出しました。
ぼくは月刊アイドル雑誌の編集を約10年間やってましたが、
毎月、自分が編集に関わった雑誌が印刷所から編集部に届き、
それを見るのがとてもうれしかった覚えがあります。
やはり自分が関わったものが形としてできてくるというのは
喜びが大きいものです。
それが自分のことを書いた自分史だったら、
なおさら喜びは大きくなると思います。
8月7日の「自分史フェスティバル2013」でも、
この「家族がつくる祖父母の自分史」の講座がありますので、
興味をお持ちいただいた方は、ぜひご参加ください。
自分史フェスティバル2013 - 【大人のための自分史講座】
「家族がつくる祖父母の自分史」 第一部 事例紹介
自分史フェスティバル2013 - 【大人のための自分史講座】
「家族がつくる祖父母の自分史」 第二部 ミニパネルディスカッション