オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』出版記念トークイベントに参加してきました

»

昨日は、渋谷で開催された
“「個人出版」を語り尽くす!
『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』
出版記念トークイベント”に参加してきました。

著者の一人のいしたにまさきさんと、ゲストの勝間和代さんが、
Kindleでの電子出版について語るイベントでした。

イベントの内容については、
下のTogetterの記事にまとまっています。

「個人出版」を語り尽くす! 『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』出版記念トークイベントのまとめ、これが勝間無双か! - Togetter

勝間さんは、すでに100円のKindle電子書籍を6冊出しているそうで、
下のウェブページで紹介されています。

1コインキンドル文庫-勝間和代オフィシャルサイト

このウェブページの下のほうで、
勝間さんが実際にKindleダイレクト出版をやってみて
考察したことをまとめていて、
トークイベント内でも紹介していました。

・カラーの出版物を100円で出しても採算がとれる
・在庫切れという概念がない
・プラットフォームフリーである
・原稿を送ったら半日でアマゾンの店頭に並ぶ
・100円で採算が成り立つ市場
・編集された後のもののほうが読みやすいし、保存しやすいし、何度も目を通せる

一番下のポイントは、つまりブログやメルマガで既出の内容でも、
電子書籍でまとめてあると、あとで読みやすくて便利なので、
それだけでもお金を出す価値があるということです。

Kindleの電子出版について、重要なポイントが改めてよくわかって
いろいろと参考になったイベントでした。

ぼくは『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』を
すでにKindleの電子書籍で購入して、ざっと読みましたが、
いしたにさんが書いているパートの中で
“過去の「蓄積」を本にしよう”というところに共感しました。
一部引用します。

繰り返しますが、これまで生きてきた蓄積が何もない人なんていません。しかし、自分で過去の蓄積を自覚していないのは、よくあることです。(中略)
まずは、自分が自分の文章の読者になること。そのためにも、過去をきちんと振り返っておくことが大切です。これまでの人生の中で蓄積してきたものをベースとして企画を考えること。これは鉄板です

ぼくは、出版のセミナーや勉強会などで、出版したい人に、
まずは自分の過去を振り返って、
自分史をまとめてみることが重要だという話をしていますが、
まさに言いたいことはいしたにさんと同じです。

文章で一番大事なのは
「自分にしか書けないことを、誰にわかるように書く」であり、
自分にしか書けないことというのは
自分が経験、体験したこと、そこから考えたこと、学んだことだからです。

ということで、今回もまたラストは自分史の話になりますが、
商業出版を目指すにしても、Kindleで個人出版するにしても、
まず自分史をまとめてみることをおすすめします。

Comment(0)