日本企業の現在の内部留保はいくら?
»
昨日は、ぼくが代表を務める一旗会Japanで、
「アベノミクスから縄文経済へ」というテーマで、
元経済誌編集長の秋山忠生さんを招いて勉強会を開催しました。
参加者は少なめでしたが、ユニークで面白い話を聞けて、
参加者には好評だったのでよかったです。
話の中で、知っているようでよく知らない数字がけっこう出てきたので
いくつかピックアップしてみます。
・1990年代のバブル崩壊のころは国の借金は約250兆円だったのが、現在は約1000兆円
・現在、年間に発行される国債は約150兆円
・金融機関の預金が約800兆円あり、そのうち国債の購入に使われているのが約600兆円
・現在日本で発行されている紙幣は約80兆円。デリバティブなどのバーチャルマネーを合わせたマネーサプライが約1100兆円
・日本の企業の内部留保は現在約250兆円
・2010年に財政破綻したジンバブエでは、牛乳500ミリリットルの価格が600億ジンバブエドルだった
こういった数字が何を意味するのか、ぜひ考えてみてください。
例えば、企業の内部留保の5分の1の50兆円だけでも、
雇用を増やすことや賃金を上げることに使われたら、
どれだけの雇用を生み出し、どれだけのお金が世の中に回るようになるのか。
私たちはもっと当事者意識を持って考え、
声をあげていく必要があるのではないかと思います。
SpecialPR