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電子書籍時代になると、子どもを読書家にするのが難しくなるかも

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昨日は、一旗会Japanの勉強会を開催しました。
「コミュニティのつくり方」というテーマで、
参加者は少なめでしたが、濃い話ができたので面白かったです。

参加メンバーみんなで居酒屋へ行って2次会もしましたが、
ぼく以外はみなさん子持ちで、子育ての話で盛り上がってました。

そこで「子どもは親の背中を見て育つ」という話が出てましたが、
それを聞いて、ふと電子書籍のデメリットに思い当たりました。

親が読書家で、家に本がいっぱいある家庭の子どもは、
本に触れる機会が多いので、
自然に読書家になっていく場合が多いと思います。

うちの両親は、読書家というよりはミステリーばかり読んでましたが、
ぼくもその影響で、アガサ・クリスティーや
エラリー・クイーンなどのミステリー小説をよく読むようになり、
その後は自分で星新一や
筒井康隆などのSF小説を手に入れて読んでました。

電子書籍が主流になって、紙の本が少なくなると、
親が電子書籍でたくさん本を読んでいても、
子どもが親の蔵書を見る機会は少なくなり、
読書に自発的に興味を持つ機会は減ることでしょう。

もちろん、子どもにタブレットPCを与えて、
アプリで青空文庫などをどんどん読むように
仕向けることはできるかもしれませんが、
子どもが自然と自発的に読書を楽しむようにさせるのは
難しくなるかもしれませんね。

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