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よく理解できないことを上司に質問する方法

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部下が仕事についてよく理解できないことを上司に質問しても、
「そんなことは自分で考えろ」とか、
「教えてもらうのではなくて、盗め」とか言われることは
日本の職場では、今でもよくあるのではないかと思います。

そう言われても、どうしてもよくわからないときに
上司にどのように質問すればいいのか、
朝日新聞のコラム「仕事力」で、
作家・演出家の鴻上尚史さんがわかりやすく説明していました。

今は上司と部下は、気軽には飲みに行かない場合も多いので、一から二のレベルに行く中間のフォローがない。理解しきれないことを「何でですか?」と会社で聞くと「自分で考えろ」と言われる。演劇の世界でもそういうことがもちろんあります。だから僕は、俳優たちに質問の方法を伝授しています。例えば「このセリフはどういう意味ですか?」と聞くと「自分で考えろ」となるから、「このセリフはこんな意味にも取れるし、また、こちらの意味とも取れる。どちらが正解なのでしょうか?」というように、自分が考えたことを先に示してから質問しなさいと。
『「自分は、何を幸せと考えるか」 鴻上尚史が語る仕事-3』より

たしかにこの方法なら、自分で考えましたというのを示せるし、
質問内容が具体的なので、上司も答えやすくなりますね。

僕自身には上司はいませんが、
自分がなかなか理解できないことがあっても、
まず自分で調べて、自分自身で考えて、できれば何かやってみた上で、
必要があれば、詳しい人に聞くようにしています。
そのほうが自分の力が確実に向上するので。

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