イベント「お坊さんと話そう」に参加してきました
昨日は、自分史活用推進協議会の仲間でもある、勝桂子さんの『いいお坊さん ひどいお坊さん』発売記念イベント「お坊さんと話そう」に参加してきました。
ミニシンポジウムに浄土宗や浄土真宗、日蓮宗などの宗派のお坊さんが参加され、有名なお寺でいろいろなイベントをしかけてらっしゃる方や、お墓のあり方を改革されている方、高齢者や障害者が暮らすマンションでターミナルケアをされている方などユニークな活動をされている方々のお話をうかがうことができました。
私は今までお寺や仏教とはあまり縁がなく、お坊さんの話を聞いたことはほとんどなかったので、浄土真宗だと髪の毛を坊主にしなくてもいいということも知りませんでしたが、話をうかがっていて、同じお坊さんでも、いろいろな方が様々な試みをされていることを知ることができて面白かったです。
特に印象的だったは“萌え寺”こと了法寺の話。
了法寺の住職さんが参加されていたわけではありませんが、同じ八王子のお寺のお坊さんがいらっしゃっていて、実際の状況などの話をうかがうことができました。了法寺の住職さんが“萌え”が好きだったというわけではなく、住職さんはとても真面目な方だそうです。たまたま檀家さんの縁で、萌えのイラストを使ってみませんかという話が来て、それをそのまま受け入れて、萌えイラストの看板をお寺に設置したことから、話題になったとのこと。檀家さんたちからも特に反対もなく好評なのだとか。
勝さんが、いいお坊さんの3原則として、「来るものをこばまず」「去るものを追わず」「否定語を使わない」の3つをあげていましたが、まさにこの原則を守った典型例といえるのかもしれません。この原則はお坊さんだけでなく、普通の人にも、チャンスをつかんでいい展開を生み出すための原則として使えるように思いました。