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ソーシャルメディアは「行動」を加速するプラットフォーム:『明日のコミュニケーション』感想

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昨日は一旗会Japanの会合で「ソーシャルメディアのビジネス活用」をテーマに勉強会をしました。参加者は少なめでしたが、Facebookで5000人近くの友人、Twitterで1万人以上のフォロワーがいるという方も参加していて、濃い話をすることができて面白かったです。

勉強会で参考書籍として紹介したのが、最近読んだばかりの『明日のコミュニケーション』。ソーシャルメディア時代の消費行動モデル「SIPS」理論の提唱者で、今年電通から独立されたコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さんが、企業がソーシャルメディアを活用してどのように生活者とつながっていけばいいかを解説した本です。

この本の中で、U2のボノの発言が紹介されていました。

「レノンの歌で一番嫌いなのはイマジン。こうなるといいな、と頭で考えているだけではだめだ」

『イマジン』は大好きな歌の一つですが、言われてみれば「想像する」だけではダメで「行動する」ことが大事なのは確かです。「歌う」ことで意識を共有することも大切だけど「動く」ことが重要だということですね。

そして、ソーシャルメディアは、人々に当事者意識をもたせ、「関与する生活者」を生み出し、元からいた「実際に動く人」とつなげ、共感で強く結びつけ、行動を加速するプラットフォームだと佐藤さんは述べています。実際に、鳩山元首相がツイッターを始めるきっかけをつくり、東日本大震災後に「PRAY FOR JAPAN」マーク・プロジェクトや「助け合いジャパン」プロジェクトを立ち上げて行動されてきた佐藤さんが書く内容は、説得力がありました。

ほかにも、ソーシャルメディアが起こすハイパークチコミや、情報プラットフォームの変遷、共感の重要性、ソーシャル時代のコミュニケーションのあり方など参考になる内容が多く、ソーシャルメディアを活用したいという方はぜひ読んでおくといいと思います。

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