オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

昔も今も「コンテンツがキング」ではないのか

»

TeckWaveに『ソーシャルの次の時代、「フリーミアム」が終わり「コンテンツがキング」になる【湯川】』という記事が載っていました。HTML5によってウェブがアプリのようになり、フリーミアムに頼らず、アプリ市場を介さなくてもビジネスが成り立つようになるだろうという論旨ですが、その論旨とは直接関係なく、ソーシャルとコンテンツについて私が最近思っていることを簡単にまとめてみたいと思います。

TwitterやFacebook、そしてGoogle+の登場で、ソーシャルメディアがより大きく注目されるようになり、ソーシャルの影響力や伝搬力をどう使うかが重要だという話になっています。確かにソーシャルの力は重要ですが、その前に大事なのがコンテンツの力だと思っています。

ここで言うコンテンツという言葉は、個人や会社が提供する商品やサービス、作品、情報といったものをまとめた意味で使っています。もともとのコンテンツに力がないと、いくらソーシャルの力を使って、一時的にうまくいったように見えても、長期的にはうまくいかなくなることが多いように思います。その意味で、コンテンツは昔も今もキングではないかと。

このところ、コンテンツ力を上げることよりも、ソーシャルのノウハウを使ってなんとかすることばかり考えている人や会社が増えているように感じるのは気のせいでしょうか。

コンテンツ力を支えるのは、個人の人間性や創造性、才能、スキルなどを含めた総合的な人間力だと思っています。ソーシャルをうまく活用することも大事ですが、人間力を磨きながら、価値のあるコンテンツを提供する力を高めていくことが重要だと思います。

Comment(0)