歴史を学ぶことの面白さ、素晴らしさがわかり、日本人であることに誇りを持てるようになる本
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最近『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』という本を読んだのですが、これはとてもいい本でした。扉に「日本人のDNAを持つ私たちが、ほんとうの自分と出会うためのヒントは、日本史の中に隠れています。」と書いてありますが、まさにその通りです。
私たちが誇りに思えるような日本人たちのエピソードがたくさん紹介されています。豊臣秀吉や坂本龍馬、西郷隆盛など、戦国時代や幕末から明治維新にかけての偉人の話が多いですが、東京オリンピック実現のために奔走した日系アメリカ人のフレッド和田さんの話や、エルトゥールル号遭難事件から始まった日本とトルコの交流の話、ポーランドの孤児たちを日本赤十字社が救済した話など、単に日本にとどまらないエピソードがとてもよかったです。個人的には、もうすぐ50歳になるので、50歳を過ぎてから日本全国の実測地図の作成にチャレンジした伊能忠敬の話も心の励みになりました。
歴史というと、年号やできごとの暗記が苦手で、学校で勉強するのが嫌いだったという方もいるかと思いますが、この本を読むと、歴史をつくっていくのは「人」であることがよくわかり、歴史を学ぶことの面白さ、素晴らしさを理解することができます。自分のエゴにとらわれず、相手を思いやり、人のために動いた先人たちの話を読むと、日本人であることに誇りが持てるようになると思います。ぜひ多くの方々に読んでもらいたい本です。
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