言葉の意味を自分なりに把握しておく
先日、東京ライフハック研究会Vol.5という勉強会に参加してきました。この勉強会には初参加でしたが、勉強熱心そうな方々が約70名ほど集まっていて、かなり熱気のある会合でした。テーマは「クラウド」で、ライフハックやクラウド関係の著書を出している方々がパネラーとして参加されていました。パネラーの人数が多すぎて、一人一人の話をじっくり聴けなかったのは残念でしたが、クラウドについていろいろな角度からの話が聞けて面白かったです。
ここでは会合の内容ではなく、「クラウド」という言葉の意味について書いてみたいと思います。この勉強会の最初のほうで、司会の方が「クラウド」の意味について説明され、4つぐらいのポイントをあげていました。1つ目は、「クラウド」について明確な定義はない、2つ目は、あえて言うとネットワーク経由でサービスを利用すること、3つ目は、パブリックとプライベートがある、4つ目は忘れました(苦笑)。
この説明は私には今ひとつピンと来ませんでした。言葉の意味を自分なりに把握しておくことは、スムーズに仕事をしていく上で大事だと思っているので、私の文系頭で「クラウド」の意味について説明を試みてみます。
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クラウドというのはクラウドコンピューティングの略で、もともとはインターネットを雲に例えたもの。インターネット以前は、それぞれのパソコンなどに、ソフトをインストールしてデータを処理していたが、そのソフトとデータを、サーバーと呼ばれるコンピューターがつながったネットワークであるインターネットの雲の中に置いて、データを処理できるようにしたものがクラウド。パソコンや携帯、スマートフォンなどのそれぞれの端末にソフトやデータを入れておく必要がなく、インターネットにアクセスすれば利用でき、端末も高い処理能力を必要とせず、端末を替えてもいちいちデータやソフトを移行する必要もなく、データを共有しやすいといったメリットがある。
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オルタナブログをお読みのみなさんのほうがITやネットに詳しいと思うので、私の理解が違っているところがあったら教えてください。
ここで言いたかったのは、流行り言葉や専門的な用語、日常的に使っている言葉でも、自分なりに意味を把握して、人に説明できるか、コミュニケーションの相手が、同じ言葉を違うニュアンスで使っていないかなどを意識しておくことが大切だということです。
例えば、あなたはソーシャルメディア、プラットフォーム、オープンソースといった言葉の意味や、マーケティングとセールスの違い、宣伝と広報の違い、投資と出資、融資の違いなどを説明することができますか。きっちりとした正解があるわけではないので、自分なりに理解して説明できるようにしておくといいと思います。