超ブラックコメディ "little BRITAIN"
英国BBCで2003年〜2005年に放送されたイギリスの国民的コメディ「little BRITAIN(リトル・ブリテン)」ご存知ですか?日本では2006年からWOWWOWで放送が始まり、昨年の2007年にDVDが発売されました。こ のブラックな笑いがたまらなく好きで、殆どDVDなんて買わないのですがこれは速買いでした。
この「littele BRITAIN」は、マット・ルーカス(Matt Lucas)とデヴィッド・ウォリアムス(David Walliams)のコンビが脚本執筆・製作・出演をしていて、彼らはコントの中で色々なキャラクターを演じています。女子高生、身体障害者、ゲイ、など。正直、英語で聞いてもよく分からないのですが、見てるだけでも残酷な程のブラックさを感じられます。
(※BBC のチャネルにアップされてるものなので演劇版となっております。)
実は、毎週金曜日は午前中で授業が終わって、午後は個人面談があるんですが、提出した宿題の評価をもらったり、あと各自の苦手分 野を克服するために1人1人に課題がだされます。リーディングが苦手な人は新聞を読んで次の週の個人面談でその内容をまとめたものを提出するなど。私はリ スニングが苦手なので、BBCのラジオをネットで聞いてその内容を次週に話す、といった課題が出されました。
しかし、BBCラジオ(ポッドキャスト)をiTuneでダウンロードして聞いたのですが、難しくて分からない。何度聞いても分からない。「まずい・・・課題どうしよう」なんて思いながら金曜当日を迎えました。先生にBBCラジオを聞いたか尋ねられ、
「えっと・・・BBCラジオを聞いたのですが難しくて内容が理解できませんでした・・・。で、代わりに『little BRITAIN』を見てきました」
もぅ、こう言うしかなかったんです。BBCラジオは理解できなかったし、報告する内容ないし。前日YouTubeで見たこの話しをするしかないと。しかし、先生は大爆笑でした。というか、呆れていたのかと思います。この私の発言、よくよく考えると、日本で言うとこんな感じなんですよね。
「えっと・・・NHKラジオを聞いたのですが難しくて内容が理解できませんでした・・・。で、代わりに『ドリフ大爆笑』を見てきました」
日本で外国人留学生にこう言われたら笑っちゃうと思いませんか?先生はきっとそんな感じで笑っていたのかと思います。あとで「バカなこと言ったなぁ・・・」とちょっと反省しました。
しかし、予想に反して話は盛り上がりました。コントの内容を英語で説明して(課題消化!)、あと他に何を観たのか聞かれて、「女 子高生のヴィッキーが面白い」だの「村に1人しかいないゲイのコント」の内容などを話しました。もちろん先生は全部知っていました。先生といっても、50〜60歳ぐらいのおばさん。それでも知ってるということは、本当に国民的コメディ番組だったということ。そして、本当にイギリス人はコメディ好きなんだなぁ、ということが分かりました。