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【東北へ行って見た】後編

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8月4日 福島~いわき~横浜

天気:晴 気温:暑い

最終日は、磐越自動車道を走って、いわき市内に住んでいる知り合いを訪ねました。知人の家は、福島第一原発から約50Km離れた地点にあります。

いろいろ話を聞いたところ、このあたりでは海岸近くで津波の被害があっただけでなく、自宅の周辺が一月近く停電していて、一時期避難していたとのことでした。

お互いの無事を喜び、久しぶりの再開で話が盛り上がった後、常磐自動車道と首都高を経由して帰宅しました。

本日の走行距離 約370Km

まとめ

東北地方は広いです。

福島県から青森県に至る地形は、中央の平野部を東北自動車道や東北新幹線が南北に走っていて、各県の県庁所在地をつないでいます。盛岡市や福島市のような県庁所在地から沿岸に出るには、山地を越える必要があります。

例えば、新幹線の駅がある一関市と陸前高田市は山を挟んで約60Km離れています。これは東京から神奈川県平塚市までの距離に相当します。岩手県の盛岡市と津波で被害にあった宮古市の距離はさらに遠くて、95Km以上あります。

また岩手県から福島県までの南北の海岸線の長さは、600Km以上あります。

この広い地域に4,830人の行方不明者(8月8日現在)が残されています。中には海に流されてしまった方がいることでしょう。現在も行方不明者の捜索は続けられていますが、捜索と身元確認がいつまでかかるのか、想像がつきません。

先週から東北地方は祭りと旧盆のシーズンに入りました。8月末には仮設住宅への転居が終わっていて、避難所の多くは閉鎖されている見込です。

祭りと初盆で心の区切りを付け、仮設住宅にひとまず落ち着いた後は、個人の生活再建と産業の再興のフェーズに入ります。

一口に被災地と言っても、それぞれの地域で被害の状況や必要な支援が異なります。今回は一部の地域を見ただけですが、自分で回ってみて実感としてよくわかりました。私は自分が見てきたことを元に、自分に何ができるかを考えていこうと思っています。

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