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au HTL23を修理した話

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2014年春から使っているauのスマホ「HTL23」のバッテリーが寿命になって修理に出した話です。

HTL23の動作が不調になり始めたのは9月頃からです。「ポケモンGO」で画面を切り替えたときに電源がいきなり落ちるようになりました。当初は「ポケモンGO」アプリが原因と思ってインストールし直してみたりしたのですが、状況は変わりません。そうこうするうちに他のアプリでも電源断が起きるようになってきました。

ACアダプタやモバイルバッテリーを接続しているときはこの現象は起きません。どうやら内蔵バッテリーが寿命になって、満充電と表示されていても充電できていないようです。夏の暑さの中「ポケモンGO」で充電と放電を繰り返したために、一気に寿命になったと思われます。(内部温度が45度を超えるとバッテリーは急激に劣化するそうです。)とはいえ、1年半はちょっと短すぎます。auのQ&A掲示板や2ちゃんねるの情報によると、他の人のHTL23でも同様の現象が多いようです。この機種の弱点なのかもしれません。

安心ケータイサポートプラス」に加入していると、故障、紛失、盗難などのトラブル時、同一機種・同一色のリフレッシュ品(中古再生品)と交換してもらえます。サポートセンターに電話して状況を説明しました。オペレーターとのやり取りで交換は認められたのですが、ここで問題が発生しました。交換用のリフレッシュ品の在庫がauに無くて、2か月待ちになると言うのです。バッテリートラブルが多くなって、再生品の用意が間に合わなくなっているようです。代わりに他の機種との交換を提案いただきました。HTL23はVoLTE非対応の最後の世代で、提案いただいた機種に換えると明らかにスペックダウンになってしまいます。過去の素性がわからないリフレッシュ品と交換することに不安があったので、交換にするか修理にするか検討するということにして一度電話を切りました。

auの販売店に修理に出すと修理期間中の代用機を貸してくれます。時間に余裕があるときに修理に出すつもりでいたら、一番まずい状況でトラブルが発生しました。

10月12日は大阪に日帰りの出張でした。これから行きの新幹線に乗るタイミングでまた電源断になって、今度は全く電源が入らなくなりました。モバイルバッテリーにつないでもダメです。電話やネットがいきなり使えなくなって、無人島に一人で流れ着いたような心細さを感じつつ大阪に向かいました。

スマホが壊れるとすさまじく不便です。まとめておきます。

  • 当然ながら電話をかけられません。数年ぶりに公衆電話でテレホンカードを使いました。大阪から横浜に電話すると残り度数がどんどん減ってドキドキします。
  • メールの送信・受信ができません。パソコンも持っていましたがスマホのテザリングが使えないと役に立ちません。
  • 写真を撮れません。新大阪駅でエヴァンゲリオン新幹線の写真を撮りそこないました。笑)
  • Googleマップに頼っていたのに地図を見ることができません。今回は以前から通っていた訪問先だったので地図は不要でラッキーでした。
  • Facebookが使えません。私は仕事の連絡はほとんどFacebookのメッセージになっています。これが一番痛かったです。
  • マクドナルドの割引クーポンが使えません。昼ごはんを定価で買いました。ちょっと損した気分です。
  • 訪問先でパソコンを借りてブラウザー経由でFacebookやメールにアクセスしようとしたところ、いろいろなサイトのパスワードを自分のパソコンのChromeに覚えてもらっていたので思い出せなくなっていました。Chromeに保存されているパスワードを表示する方法をみつけて、ようやくFacebookやメールにアクセスすることができました。

なんとか出張から帰って、翌日の10月13日に近所のau販売店で修理を依頼しました。貸し出し用のHTL23を使いながら、修理上がりを待つことになったのでした。

そのときの説明は「1週間くらいでメーカーで現象を確認して、一度確認の連絡があって、修理することに決めたらそこからさらに1週間から10日」とのことでしたが、意外に時間がかかって、1か月以上後の11月19日にようやく戻ってきました。

バッテリー交換だけと思っていたら、落下等によるフロントケースとリアケースの破損があって、LCD一体モジュールとリアケースを交換したと修理報告書にありました。たしかに何度か落としたことがあります。見えないところで壊れていたのでしょう。

バッテリーとタッチパネルを交換した結果、修理代金は21,800円(本体価格)になりました。今回は「安心ケータイサポートプラス」に加入していたことで、自己負担最大額の5,000円(本体価格)で済みました。「安心ケータイサポートプラス」の月々380円(本体価格)を1年半払うと6,840円になります。これで16,800円(21,800-5,000)割引になったと考えると、元は十分とったと思います。

今回は回線がauでサポート契約に入っていたため、1ヶ月の修理の間も代用機の貸し出しなどで不便はありませんでした。これが格安SIMのMVNOだったらどうなっていたか、ちょっと考えてみました。

一部を除くと格安SIMのMVNOは店舗がありません。修理の受付は電話やメールになるでしょう。修理期間中の代用機のサービスがあるのでしょうか。代用機が無いと不便です。格安SIMのMVNOでは故障したら即買い増しと考えた方がいいのかもしれません。

動作不安定や故障のときのサポートも含めてどこの回線を契約するか考えるのがいいですね。

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