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顧客サービスとITのおいしい関係を考える

安いけれど高い160円

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加藤恭子さんが「いつの間にかマクドナルドのホットコーヒーが160円に・・・」で書いていますが、マクドナルドのプレミアムコーヒーが160円になりました。近頃マクドナルドに行く機会がなかったため、気がつきませんでした。11月10日(一部店舗では11月4日)から価格改定されたようです。100円メニューに追加する時は大々的なリリースがありましたが、値上げは静かに実施されたみたいですね。

マクドナルドのプレミアムコーヒーは、従来のホットコーヒーと比べてあきらかに品質がよくなっていました。ブラインドテストをすれば、半分くらいの方はコーヒー専門チェーンのコーヒーと区別がつかないのではないでしょうか。初めて飲んだ時は、これで100円ならかなりお買い得と思いました。

その後、120円になって、今回の160円です。160円でもドトールコーヒーよりはまだ安いのですが、自分の気持ちは100円のままでした。160円と言われると、急に割高に感じられます。

永井孝尚さんが、著書「戦略プロフェッショナルの心得 ―ビジネスの現場で、理論だけの戦略が実行できない理由」で以下のように書いています。

値引き販売は即効的な効果がある。その反面、顧客が通常価格で買わなくなり、買い控えるようになり、企業の体力を徐々に失わせる麻薬的な効果も併せ持っていることは、十分自覚すべきである。価格の勝負から価値の勝負へシフトすることを常に考えておくべきである。

エリック松永さんも注目のクォーターパウンダーを一度試してみようと思っているのですが、はたしてその時、自分はプレミアムコーヒーを注文するのでしょうか。まあ、セットメニューになっていると、気にならないのかもしれませんが。

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