新入社員がやってきた!人のポテンシャルを信じる支援で成長が加速する。
新入社員がやってきた。
企業の新卒新入社員研修を担当し始めてから、35年以上になる。
最近は、新入社員との年齢差が大きいこともあり、メインで担当するケースはごくわずかで、以前のように新入社員研修にどっぷりということはないが。
一方で、OJTトレーナー研修は、これまた毎年担当していて、いずれにしても、これらの仕事を通じて、社内外の新卒新入社員については、時代と共に変化する面も含めて、ずーっと定点観測しているともいえる。
働き方改革が言われるようになって、新入社員研修もOJTも様変わりした感がある。
定時内に収める! まずはこれが大きい。
それ以前の新入社員研修では、定時に研修自体は終わっても、演習や自習のために教室にいつまでも居残りし、学習を続けていたものだった。
自分の新入社員時代は、毎日帰りが20時21時で、ただただ研修に追われていた。
講師になっても、受講者を返した後の作業(テストの採点とか日報のコメント書きとか)があるので、帰りは21時22時になることもざらだった。
しかし、時代は変わった。
今は、とにかく、定時内に学習を終える。
居残りなし、宿題なし。
業務時間外での学習は、まずない。
(新入社員が自己学習することまでは制約はない)
講師も以前と比べればうんと早い時間に帰宅するようになった。
それが全うな時間の使い方というものだろう。
(昭和になぜあんなに頑張っていたのか、今となっては不思議でしかない)
定時内に収める、以外に、多くの企業が求めるのが、「教え込む」より「考えさせる」「自分で考え動く自律型人材を育てる」ということである。
なので、できるだけ、自分たちで考え、自分たちで動いていけるよう、講師も配慮しながら進める。
なんでも細かく指示しない。
そんなわけで、新入社員研修のルールをたくさん作るのは、あまりお勧めしない。
もちろん、新入社員何十人、時に、何百人で統制をとろうとすると、ある程度のルールを設けないと大変なことになる。
ただ、やりすぎ注意で、
ルールだらけにした新入社員研修の結果、何が起こるかというと、
「ルールに従うことが一番大事」
というマインド醸成である。
多くの新入社員研修の現場で30年以上、こういう場面を観察したり、相談を受けたりしてきたので、「多すぎるルールは、自主性や主体性を奪う」と断言できる。
ルールを細かく決めなくても、新入社員たちは、ちゃんと自律していく。
そのポテンシャルを信じたほうがよい。
手始めに、新入社員研修のルールは、新入社員自身で考え、決めさせることである。
自分たちが考え、議論し、「これにしよう!」と決めたルールは、守られやすい。
守っている内に、「これよりもっと大事なことがある」と気づく。
気づいたら、またルールを変えればよい。それも自分たちの手で変えてもらえばよい。
そんな風に、新入社員の力を信じて伴走するのが、人事や講師のありようなのだと思う。
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