ドラえもん”STAND BY ME”を観てきた
甥っ子(5歳)とSTAND BY MEを観てきた。
あの、「大人も涙する」という噂の、
「ラスト10分は号泣だった」と実際に観てきた人から直接聞いたこともある、あのあの、である。
「はじめてのおつかい」のように子どもがけなげなのには涙腺決壊するものの、「泣ける映画」というので時々泣かないことがある私は、どちらに転ぶかドキドキしていた。
あの号泣映画として名高い「タイタニック」では、号泣どころか、「うわー、怖いわー。こんなに海水入ってきたら、怖いわー。海水ってプールの水以上に、塩水な分、鼻に入ると痛いんだわー、苦しいんだわー」と思い、全く泣かなかったという前科がある私だから。
どこで泣くんだ? 何処で?と思っていたら、しずかちゃん結婚前夜のパパのセリフにちょっとだけじわっと来た。
でも、それだけだった。
ところが、だ。
隣に座っている甥っ子5歳2か月が、両手の人差し指で、目尻をぬぐっているような雰囲気を醸し出している。暗がりなので、よくわからないし、「泣いているのか?」と確認するのもなんなので、映画が終わるまで我慢した。途中2回くらい目尻をぬぐっていた・・・気がした。
映画が終わり、
「面白かった?」
と尋ねると、
「面白いというよりも、悲しかった」
と言う。
「どこが?」
「ドラえもんがいなくなっちゃうところ。泣けちゃった」
と。
お、お、おおおおお!!
5歳2か月、映画で泣いたぞ。
びっくりだ、びっくりだ。
幼児の「泣く」シーンは、痛いか悔しいか怖いか寂しいか、まあ、自分のことに起因する。
映画を観て「涙する」というのは、想像力のたまものだし、「他者の感情をおもんぱかって泣く」ってことだから、高度な気がする。
甥っ子を自宅まで送り届け、妹に報告すると、
「えーーーーーーーーーーーーっ!?」
と妹もびっくりしていた。
「泣く理由が変わってきたんだよね、そういえば、最近」
「成長しているんだなぁ」
しみじみ、しみじみ。
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次は、年末の「妖怪ウォッチ」鑑賞の予定でございます。
自分が子どもの時も「ドラえもん映画」を観たことがないのに、甥っ子のおかげでいろいろ楽しめて、いい勉強になります。