「自分が幸せでなければ、他者を幸せにすることはできない」
上智大学グリーフケア研究所主催の社会人講座「グリーフケア講座」に毎週木曜日通っています。昨日は、哲学科の先生が登壇されました。哲学的な話をなさるので、なんだかとても難しかったのですが、昨日の授業でも、今までと同じメッセージが出てきました。
「自分が幸せでなければ、他者を幸せにすることはできない」。
これは、数週間前の水谷修さん(夜回り先生)の回でも、その前の、僧侶の神さんの時も出てきた話です。
●自分をまず幸せにすること。その上で、他者を幸せにする(手伝いをする)。
この順序はとても大切だと。
水谷さんの回では、水谷さんが、「自分が何か心に抱えていて、それを癒そうとカウンセリングなどの勉強をするのはいいけれど、自分が幸せでないのに、他者を癒そうとするのは間違っている。他者を癒しをサポートすることで自分を癒やすのはダメ」とはっきりおっしゃっていました。
なるほどなぁー。
神さんは、「慈悲の瞑想」の仕方として、
「今日1日、私が幸せでありますように。
今日1日、私の家族が幸せでありますように。
今日1日、私の友達が幸せでありますように・・・」
と、祈りの対象を自分から外に広げていくようにとおっしゃっていました。
何が何でも、まずは、自分。
自分が幸せになること。そして、そのシアワセオーラを他者に振りまくこと(これは、水谷さんがおっしゃってたことが)。
自助→共助の順番なんだなあ、と、繰り返させるメッセージを聞きながら、深く考えさせられんな。
ところで、以前も書きましたが、
「幸福感は伝播する」
これは、モチベーションコンサルタントの菊入みゆきさんに教えていただきました。そういう研究があるそうです。
やはり、何と言っても、
まず、自分が幸せになること。しかも、それを自覚すること。「ああ、幸せだなぁ」と思うことが大事なんだなぁ、と改めて思いました。「幸せ」なのに、それを自覚的でいることはまた別かもしれませんから。
そういう意味では、加山雄三さんはいいこと言ってますね。
「ぼかぁ~幸せだなぁ~♪」
はい、オチは”昭和”です(笑)。