「日本はなぜ負けるのか」に「ITプロマッチの業界を変えていく!」が紹介されました〜ITプロマッチへの道(その18)
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先日、「日本はなぜ負けるのか」という書籍が(株)インプレスR&Dより、藤原洋さんの著で出版されました。
藤原洋さんは、著者紹介によると、IBMなどの大企業で研究開発エンジニアをした後、インターネット総合研究所、インターネット協会会長としてインターネット業界でご活躍されている方です。
本の内容をかいつまんでご紹介すると
まず日本のGDP、一人当たりのGDPは、米国、欧州の先進国、そしてお隣の中国、韓国と比べてもこの20年間で唯一減少しています。
また筆者は同じ20年の間にインターネットが社会生活に普及したことの着目しています。
そして日本のGDP減少の理由を
「日本はインターネットのインフラ整備のみが進み、そのうえで経済成長の中核を担う「イノベーション」が生まれなかったために、「インターネットエコノミー」の恩恵を受けられなかったことにその要因がある」
と考えたのです。
対して、欧米(特に米国)に目を移してみると、Google,Amazon,Facebookなどの新興企業だけで、100兆円以上のマーケットを生み出し(ニューエコノミー)、それに加えてIBM,GE,Apple,MSといった既存企業もこのインターネットの新しいマーケットに参入している言っています。
さらに日本では、インターネット業界(マーケット)はマスメディアがいわゆるIT業界と混同して「情報サービス業界」としてとりあげていたため、新たな潮流は生まにくくなり、逆にこの「情報サービス業界」が「インターネット化」されていない旧態然とした業界であるため、日本のエンジニアは「インターネット化」されてこなかった、と断じています。
そしてさらに日本の「情報サービス産業」いわゆる「IT業界」が、ユーザー企業からの受託開発が中心で、そのための下請け多重ピラミッド構造で構成されエンジニアの給与が米国の1/2であることなどが挙げられています。
そしてその「情報サービス産業のピラミッド多重構造」の紹介として「ITプロマッチ」のトップページで説明する
「ITプロマッチが実現したい社会とは」「現状の「ピラミッド多重構造」からITプロマッチの提供する、あるべき「フラットな社会」に業界の構造を変えていく!」
が紹介されています。(44P)
その後、この「失われた20年」を打破するべく、アベノミクスにおける「第3の矢」である民間投資を喚起する成長戦略をインターネット革命の本質を理解したベンチャー企業の育成や既存の全産業の規制改革にこそ、集中するべき、と述べています。
この視点は非常に正しいと思います。
さらに本書の中では「岩盤規制改革」や「IOT革命」の重要性と推進の必要性について書かれ、話はそれにつきず「高等教育の強化」「地方創生」まで行きつく、スケールの大きな話となっています。
本書の中で、特にITプロマッチと関連する部分に戻ると、現在のIT業界の下請け多重ピラミッド構造は、日本全体のGDPを下げてきた(上がらなかった)元凶なのかもしれないということです。昨今のクラウド、IOT、グローバル化の進展でその構造は若干変化しているとは言え、いまだにこの生産性の低い構造は変わっていません。
是非、本書でも紹介された「ITプロマッチ」が、IT技術者やコンサルタントがより生産性の高い仕事を高い報酬で行うことができる社会実現に少しでも貢献できればと思います。
そのために「ITプロマッチ」を是非ご登録、ご活用ください。
みなさまの登録が社会を変えていくのです。
よろしくお願いします。
ITプロマッチでは、新たに「プロフェッショナル企業」(法人会員)の登録を始めました!! 是非あなたの会社を登録してビジネスの裾野を広げてください!!
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