相手に軽く触れると信頼関係が築ける?
コミュニケーションをお伝えしていると
「信頼関係を築くには、相手に軽く触れるといいと言いますが、実際はどうなのでしょうか?」
「信頼関係を築くために、相手のしぐさに合わせるといいと言いますが、実際はどうなのでしょうか?」
のような
「○○の場合は、△△にしたほうがよいか」という質問をよくいただきます。
いろんなノウハウを紹介した情報がたくさんありますので
このような、ノウハウの有効性についての疑問を持たれるのでしょう。
私はこのとき、「分かりません」と答えるようにしています。
なぜ、「分かりません」と答えるのか?それは、感じ方は人それぞれだからです。
「相手に軽く触れる」と言っても、
私なら、女性に触れられるのはうれしいですが、男性に触れられるのはちょっと・・・です(笑)。
同じ女性でも、年齢、顔、性格などの好みがありますから
好みの女性から触れられればうれしいけれど、それ以外は実際に触れられてみないと分かりません。
でも、いくら好みでも、いきなり触れられたらビックリ!かも。
「相手のしぐさに合わせる」もそうです。
雰囲気とか、洋服のセンスとか、「あっ、何か、自分と近いかも?」と思うこともあれば
猿まねされれば嫌だと思うでしょう。
コミュニケーションには、「○○が正解」というのがありません。
シーンもさまざま、感じ方も様々。その時々で違います。
(↑当たり前ですね)
でも、「やり方」という形で伝えられると、「やり方」ばかりに注目してしまう方も多いようです。
「どのようにやるか」も大切なのかもしれません。
でも、もっと大切なのは、「○○されたら、相手の人はうれしいかどうか」を考えてみること。
実際にやってみたときに、相手の反応を観察できること。望む反応でなければ、他のことを試すこと。
相手の人を想う気持ちや、観察する力のほうが大事なんじゃないかなぁと思います。