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APU - 1年目が終了したので学生生活レポート

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大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学 (APU) の大学院生活の1年目が終了したので、レポートしたいと思います。

APU Graduate School of Management

APU の大学院の経営管理研究科 (MBAコース) に入学したのは、昨年 (2025年) の10月でした。2年のコースですので9月末でちょうど1年になります。8月初めから夏休みに入っていて先週成績も発表されたので、日程的にはちょうど半分が終了したことになります。入学してみてわかったことがありますので、まとめておきたいと思います。

大学院の日本人学生は一人だけ

情報が公開されていないため知りませんでしたが、現在 APU の大学院の日本人学生は私一人です。大学全体では、50% が外国人学生という情報が出ていますが、大学院に日本人学生がほどんどいないのは、入学するまで知りませんでした。聞くところによると、過去を含めても日本人学生は数名のようです。大学院にはもう一つ「アジア太平洋研究科」というコースがあります。こちらのコースには現在日本人は一人も在籍していないようです。過去に学生募集を担当されていた先生と話をする機会があったので日本人の募集について聞いたところ、「大学全体としては日本人向けの募集活動はやっているが、大学院に限っては日本人を対象とした学生募集活動はできていない。」ということでした。

経営管理研究科 (MBAコース) の学生

経営管理研究科の入学条件の一つとして「3年以上の実務経験」というものがあります。ビジネスの経験がある人に向けての課程ということが前提にあるからです。このため、各国でいろいろなビジネスに携わっていた学生がそろっています。すべての学生が海外でマーケティング、輸出入、銀行、政府機関などの業務で3年以上の経験があるので、授業で要求される課題に対する解答のレベルが高くて驚きます。マーケティング専門の学生が作成する資料、銀行業務専門の学生が作成する企業の調査資料など、すばらしいものが出てきます。

すでに、自国で会社を経営している学生たちもいて、彼らは自国のビジネスを日本のビジネスとどのように連携させるかを考えています。昨年、外国人が日本でビジネスを始めるための初期投資額が大幅に引き上げられたことが大きな話題になりました。これまでの規制が緩かったため、日本にとって望ましくない状況が増えてきていたことは問題ですが、この規制によってこれからの日本の発展に寄与する可能性がある活動まで大きな制限を受けているのは残念です。

留学生の費用

日本円が弱くなって、過去よりも費用が抑えられていることは確かです。ただ、日本円が弱いのは、米ドルやユーロ、アジアでも経済発展が進んでいる国などの通貨に対してであって、アジアの多くの国の通貨と比べると、まだ日本でのコストが安いと思える状況ではありません。

留学の費用の出し方は人によってさまざまですが、知っている限り以下のような方法で費用を賄っているようです。

  • APU の授業料減免 - 渡航費、生活費などは別途必要ですが、授業料の減免は大きなサポートです。生活費は、自分の貯金やアルバイトの給与で賄っています。
  • 各種奨学金 - 日本国内で留学生に対する奨学金が各種用意されています。日本に来た後に、それらの奨学生募集に応募して、奨学金を受け取っています。
  • JICA 奨学金 - 日本の JICA が海外からの留学生に対して、授業料や生活費をカバーする奨学金を出しています。
  • 各国の政府や、団体からの奨学金 - 各国の政府や地域団体からの奨学金を受け取っている学生もいます。卒業後に各国に戻って国に貢献することが条件になっているケースもあるようです。

大学院の多くの学生がアルバイトをしています。大学での TA (Teaching Assistant), や Proctor (試験監督) は人気のあるアルバイトです。別府は観光地でホテルがたくさんあるので、ホテルで働いている学生がたくさんいます。部屋のクリーニング業務は、日本語が堪能でなくてもできる仕事なので、ホテルの部屋のクリーニングから始める人が多いようです。日本語が話せる学生の中には、ファーストフードやファミレスなどで働いている人もいます。

日本語の重要性

大学院の入学条件には、日本語はありません。日本語の授業もないため、日本語を話すことができなくても卒業できます。しかしながら、アルバイトや卒業後の就職を考えて、多くの学生が卒業単位にならない日本語の授業を受けたり、自分で日本語を勉強したりしています。

学部においては、英語基準で入学した学生でも、日本語の授業が必須で、さらに日本語で行われる授業での単位をとることが必須です。さらに卒業まで4年間あるので、卒業までには日本語を話せるようになっているようです。大学院は卒業まで2年間ということもあって、通常の授業と同じくらい日本語に力を入れている人が多いです。

日本の企業では採用要件として、日本語のレベルが入っています。大企業では日本語能力試験 (JLPT) の1級、や2級を要件としているところが多いようです。試験は、毎年7月と12月に実施されていて、7月の試験の結果が先週発表されました。友人の一人は1級に合格し、もう一人は2級に合格したと、SNS のグループに報告がありました。JLPT の1級の練習問題を見せてもらったことがありますが、日本人でも 100 点を取ることは難しいと思うような内容でした。

企業としては、日本語レベルのチェックのために試験の結果を使うことは理解できます。ただ、業務経験があり、ビジネスレベルの英語では日本人の標準を大きく上回るコミュニケーションができる人材を、日本語能力検定の結果で足切りしてしまうのは、残念です。特に海外での事業を行っている企業では、もったいないと感じています。

日本での就職の相談を受けますが、日本語の問題と新卒採用の仕組みの両面から、日本企業への就職は難しいのでないかと感じています。そのため、結果的に日本に進出している外資系企業をお勧めすることになっています。せっかく日本が好きで、日本に来て日本企業に就職したいと考えているのに、就職先候補が外資系になってしまうのは、残念です。

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今回書けていないことも多いので、夏休みが終わる9月末まで、もう少し書き留めておきたいと思います。

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