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ソフトウェア製品開発現場の視点

太陽の塔

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週末に万博公園に行ってきました。ちょうど、「時代が求めた!1970 デザイン展」というものをやっていて、当時サンヨー館に出品されていた、ウルトラソニックバスが展示されていたからです。ウルトラソニックバスは衝撃的で、強く未来を感じたものの一つでしたので一目見たかったのです。デザイン的には古さを感じますが、その技術や考え方は介護用のバスに応用されているとのことでした。

万博公園といえば、太陽の塔です。45 年前の塔が保存されていて、今でもものすごい存在感を持っているということに驚きます。太陽の塔は、当初の計画では万博終了後は、他の多くの建造物と同様に壊されることになっていたようです。詳しい経緯は知りませんが、結局壊されずに残されて、長期保存のために改修工事も行われたようですので、まだしばらくは保存が続くことになっているようです。

当時から見れば未来の象徴てある「21世紀」になって、日本の社会で過去や伝統を振り返る(再評価する)という風潮が強くなっているように感じていますが、太陽の塔は、多くの人が技術の進歩による明るい未来だけを見ていた 1970 年に、過去から継続するものとしての現在や未来を示したことが、保存の方向に関係する方々を動かしているように思いました。

噂によると、内部の公開に向けて準備が進めされているそうなので、公開後にまた訪れてみたいと思います。

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