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ソフトウェア製品開発現場の視点

Lexus には、スイッチの表記を英語にするオプションがある

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以前、「ソフトウェアのユーザインタフェースは全部日本語にしないといけないのか?」というタイトルのブログを書いたが、車でも同じように考える人がいるらしく、Lexus のほとんどの車種に「センタークラスタースイッチ英語表記」オプションがあることを発見した。

前の記事では、車のスイッチ類は英語表記だと指摘していたが、実際はこれは正確ではなく、ほとんどが英語表記の車のスイッチ類の中で、ナビゲーション関係のスイッチには、「現在地」のような日本語表記がされていた。その日本語表記を嫌うユーザがいるので、英語表記オプションを用意したのであろう。

現在、Windows Vista において英語ユーザインタフェースが選択できるのは、Windows Vista Ultimate のみで、日本語版の "Ultimate" を使えば、ログインユーザごとにユーザインタフェースで使われる言語を選択できる。

一方 Apple の製品の Macintosh, iPhone, iPod では、完全な multilingual 化が実現されており、どこの国で購入しても自分の使う言語にあわせて設定が可能になっている。iPhone, iPod では、ハードウェア上の差異もないため multilingual 化は完全と言える。しかしキーボードがつく Macintosh では、日本で購入すると、標準では、以前のブログで批判した「日本語キーボード」がついてくる。Apple はすでにこの問題へ対処しており、以前から Apple Online で購入する場合は、英語キーボードを選択できるようになっていたし、最近では量販店で購入する場合も英語キーボードオプションを選択できるようになっている。

さて、まだ見ていない Windows 7 であるが、multilingual 化はどのくらい進んでいるのでいるかは楽しみである。Vista では Ultimate だけが multilingual 対応であったが、Windows もそろそろ multilingual 化くらいは、すべてのモデルで実現して欲しい。

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