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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

たこ焼きサイズの巨大グルメ葡萄「藤稔」!

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  最新技術にはめっぽう弱くて、ITバトルフィールドでは決して戦えないパートタイム教授から、今回もまた「超・非IT」のバックドロップ情報をお送りしよう。大阪生まれ、大阪育ちの筆者にとって、浪速名産「たこ焼き」は、ごくオーディナリーな食べ物だ。東京近辺、特に秋葉原、御徒町辺りでは、味で負けてもサイズでは決して負けない気迫の「爆弾焼き」なる超肥大成長した「たこ焼きのお化け」にお目にかかることが出来る。しかし、トラディショナルでオーソドックスなたこ焼きのサイズは直径が35ミリ前後なのだ。

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  ほんの少し涼しくなった今日、朝から届いた大きな葡萄にブッ飛んだ!。聞くところによると、世田谷の個人経営の農園で採れた「藤稔」(ふじみのり)と呼ばれている著名な葡萄で、その農園では毎年整理券を発行して、葡萄狩りをご近所さんにエンジョイしてもらっているらしい。朝一番に届いた葡萄は、日の出の時刻頃から列んで、やっとゲットできる整理券を手に入れた知人から送っていただいたありがたいモノだった。

FM2   まず最初に驚いたのはその葡萄の一粒のサイズだった。最近、超楽しいデジタルノギスを手に入れて、ほぼ家中のありとあらゆるモノの直径を計り終えた筆者にとって、これは格好の獲物だった。誤差0.01mmを実現するデジタルノギスで実際に計測して、またまた驚いた。たまたま計測した様子を撮影した葡萄は直径35.80mm!。他に計ったモノでは36mmを楽勝にクリアするモノも多数あった。

  大凡、多くの人間の経験値のデータベースから言えることは、「大きなサイズの果物は、味も大味でジューシーでは無い」というのが相場だ。しかし、この「関西オリジナルたこ焼きサイズ」を陵駕する「世田谷の藤稔」は、超ジューシーでおまけに、食べやすい種なしだ。小さくて甘い葡萄は何度も経験しているが、これだけのサイズでこれほどまでにジューシーな葡萄は生まれて初めてだった。

  恐るべし「街中の個人農園」だ!。これほどまでに美味しく素晴らしい果物を造り上げられるのは、経験を元に最適化された高度な「テクノロジー」か、果物に対する溢れる「愛情」か、あるいは両者のハイブリットされた結果以外にはあり得ないだろう。

  何れの場合にも、テクノロジーや愛情のわざとらしい存在を、エンドユーザにダイレクトに感じさせないことが重要だ。これは最新のITシステムを活用した企業システムや社会システムにも当てはまることだろう。美味しく作る為の難しいテクノロジーの解説が重要では無く、美味しいことが大事なのだ。同じく、技術的に出来ることが重要では無く、便利に使えることが重要なのだろう。「一粒の美味しい葡萄」からも数多くのことが学べるモノだ。多分、今、テクノロジーワールドに必要なモノは、単なる技術では無く、「Sensibility」なのだろう。

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