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長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

この夏、バリ島に行くなら関空発がお得!2人分の旅費で3人が行ける!!!

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20年近く東京に住む生粋の関西人である筆者は、毎年、大阪の親友夫婦と海外で過ごすことが多い。今まで米国や東南アジアを中心に、短い夏休みを一緒に過ごしている。ほぼ昨年までは100%、東京(成田)発の筆者の方が、旅行費用はほんの僅かながら大阪(関空)発の友人より安かった

全く同じ時期に、同じ都市、同じホテル、出来れば同じフロアに泊まる為に、旅行の前には東京と大阪で、何時間も電話で相談するのが定例行事なのだ。

ところが、今回は、その友人と「今年の夏の旅行プラン」を「バリ島」のパックツアーに絞って電話で話しているあいだ中、、どうも話がうまく噛み合わない。いろいろ話しているうちに、パック料金その物やオプションのアップグレード航空運賃に大きな価格差があることに気がついた。以下の写真は、筆者が比較したバリ島の東京発[千歳を含む]と大阪発[同じく千歳を含む]のジャルパック、ルックJTBのパンフレットだ。これらは、そもそも地域(空港)別のパンフレットなので、同じ地域に2種類が同時に配られておらず、両方を同時に見る人は滅多にいないはずだった。(*^_^*)

余りにも気になったので、その友人が大阪の旅行代理店から手に入れた関西版「JALPACKのパンフレット」の該当部分のコピーをファックスで送ってもらった。そしてそれを見て「ぶっ飛ぶ」ほど驚いた!!!

筆者と大阪の友人が選んだパック旅行は、全く同じ「ジャルパック バリ島5日間」グランドハイヤットホテルのオーシャンビューに宿泊する今年夏のツアーだ。

問題の旅行費用だが、東京(成田)発は一人165000円、全く同じツアーの大阪(関空)発は、120000円、なんと関空発が一人あたり45000円も安いのだ。

驚いたのは、それだけでは無かった。バリ島までは、成田、関空のいずれからも7時間前後かかるので、「JALビジネスクラスのアップグレードオプション」(成田・関空をほぼ同時間帯に発着)を選択しようかどうかを両者で検討した。(正規運賃はいずれの空港発も一人往復で481900円:いつものことだが、、高ぁ~!)再びもっと驚いたのは、このオプション料金の東京発・大阪発・価格差だった。

成田発のジャルパックツアーでは、一人のアップグレード料金が98000円、一方、関空発のアップグレード料金は、たったの30000円だった!。98000円なら多くの人が躊躇するかも知れないが、往復30000円の価格アップなら決心する人も多いに違いない。東京発がB747、関空発がB767と飛行機のサイズの違いはあっても、大差も小差も無い機材だ。

ということで、筆者も含め、めでたく4人で清水の舞台からダイブして、関空発で、豪華なアップグレードを行うこととなった。(*^_^*) 結果として、東京(成田)発の場合なら、一人あたりの旅費総計は、165000円(基本ツアー料金)+98000円(ビジネスアップグレード料金)の合計263000円となる。一方、大阪(関空)発の旅費総計は、120000円(基本ツアー料金)+30000円(ビジネスアップグレード料金)の合計150000円となり、一人あたりその差額は、なんと!関空発が113000円も安い! 二人なら、226000円安い!ことになる。これは筆者にとって、「厚生年金問題」以上の大事件だ!

実際には「羽田-関空」の国内運賃が必要になるが、早割を利用すれば、一人往復2万円、二人分で4万円なので、これらを考慮しても、二人なら、関空発が186000円も安いこととなる。今回組み上げた「JALビジネスクラスで行く関空発バリ島ツアー」のお一人様価格が15万円なので、関空発なら、東京からもう一人、家族や友人を引き連れて三人揃ってビジネスクラスでリッチに行ける計算になってしまう。

三角関係を避けて、当初の予定通りに二人で行くなら、大阪に延泊し、USJのそばの超一流ホテルに宿泊して、豪華ディナーを食べても186000円は使い切れない。もう一泊、京都に足を伸ばし、貴船「右源太」の川床料理を楽しんで帰るとしよう。帰りの新幹線はもちろん新型新幹線のグリーン車だ。(*^_^*) 実際のところ、筆者は、最近余り使うチャンスが無く、エクスパイヤ寸前のANAマイレージを使って、羽田・関空はただ乗りの予定だ。

航空関係に務めていた友人に聞いたところ、こういう価格差はあり得る、とのことだった。航空会社同士のコンペティションなのか、旅行代理店にとって、関空発には絶対潰してやりたい嫌な強敵やディスカウンターが居るとか、その他の理由かも知れない。東京在住の関西人である筆者から見れば、振り込め詐欺被害率最低、合理的でがめつい関西のおばちゃん、おっちゃんにはこのくらい(ビジネスアップグレードが3万円)でないと商売にならないのかもしれない・・・・と思うところもある。(*^_^*)

さて追伸だが、最終的には、東京で配布されているジャルパックのパンフレットと表紙も全く同様の関西版の2つを取り寄せて、値段表示以外にも面白いことに気がついた、表紙の最上段に書かれている「千歳」という二文字だった。道産子のバリ島旅行希望者は、関空経由でも、成田経由のどちらでも選べるようだ。うっかりちょっとだけ近いので千歳発・成田乗り継ぎを選ぶと大損をするということはないのだろうか・・・他人事ながら心配だ。こんな状況では日本中から、「関空発のバリ島旅行」に申し込みが殺到しそうなので、姑息な筆者は、既に旅行の予約を済ませ、内金を入れた上でこのblogを書いている。(*^_^*)

インターネット蔓延時代、ネット上には何でもありそうだが、もともと無いものはどれだけサーチエンジンが優秀でも見つからない。また、旅行代金格差も蔓延しているようだ。この夏~年末まで、年内に東南アジアの旅行を考えている皆さんは、一度は関空発の紙モノのパンフレットに記載されたパック旅行を調査・検討することをお勧めしたい。思わぬ拾いモノ、いや失敗をせずに済むかも知れないのだ。知らない人だけが損をする世界が良いのか悪いのか筆者には判断できないが、せいぜいお気をつけて・・・・

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