オルタナティブ・ブログ > ばっくどろっぷ非常勤日記 >

長いIT産業の経験の甲斐も無く、成長の無いIT音痴の思いこみと勘違いのなんでもコラム

■「謝罪会館」協同建立のススメ(*^_^*)■

»

昨今、官民を問わず、メディアから謝罪を要求されることが多いようだ。

  まあ、常に自分のことは棚に上げて、他人への謝罪を要求する新聞・TV放送メディアの多いことには、呆れを通り越して、その気迫には感動すら覚えてしまう。当然、日々、謝罪に値する事件の発掘には努力を惜しまない。基本的には、よくTVニュース番組で飛び出してくる「我がXXTV局だけが独自で先行入手した情報によると・・・」という「自分だけが飛び抜けた感覚」はメディアの体質をよく現している。基本的には最初に報道して視聴率を取ったり、巷の話題になることが快感とする業種なのだろう。

  食品の消費期限問題や、製品安全基準問題、医薬品問題、贈収賄事件、相応しくない愚弄発言や、スポーツ界・芸能界の失跡事件・・・・等々、、、それだけ日本に多くの事件が起こることも問題ではあるが、それをマニアックに追いかけて、「国民に代わり天誅を加える」が如く最後は謝罪にさえ追い込んで会見を開かせればメディアの権威が出ると考えているうようにも思える。いい加減そのお馬鹿さ加減にも疲れてきているのが一般庶民の感覚では無いだろうか。

  これだけ多くの不祥事、謝罪会見が行われるなら、これらに関わる、政財界、新聞&TVメディアで協同出資して「謝罪会館」を都内に建てるのばどうだろうか(*^_^*) とにもかくにも謝罪を行うときには必ずこのビルで行う。このビルで会見さえすれば、本当の気持ちはどうであれ、「謝罪」の意味であり、このビルに足を運べば、謝罪をしに来たことになる。将来の予約も可能で、その際は大幅なディスカウントを適用する。TV局や新聞社は、詮索好き・暴露好きな謝罪会見専用スタッフを各メディアから公平に送り出し、常駐させる。過去にも多々起こったメディアの「でっち上げ事件」や「やらせ放送」等の謝罪会見は、謝罪会館の最上階の特別室で行い、通常の謝罪会見の10倍の時間をかけてインターネット放送で行い、一般人がWEBを介して質問できる様にする。

  メディアの発する情報が、最終的には、TVの前の1個人の理解力と判断力に任されており、組織として明確な戦略をベースにベクトルを持って発信した情報のスクリーニング機能を集団対一個人で行うには、自己判断・理解にもかなりの無理がある。放送規制や検閲とは違うスクリーニングを行える第三者組織は必要ではないだろうか。その重要な機能をメディア自身に任すなどと言う安易な方法は今のメディアの暴走を見ている限り、有り得ないのではないだろうか。blog等が重要な要素とはなると思うが、やはり孤立した一つの意見にしか過ぎない。

  他人の不祥事は厳しく追及するが、自分の不祥事は笑ってごまかす傾向の強い日本のメディア体質がなんとかならない限り、今、毎日、メディア上で公共の電波を使って、高飛車に対象者を攻める「不祥事追求謝罪強要イベント番組」の説得力は弱い。謝らせてなんぼ・・・のメディアと外見上謝りさえすれば良いと考えている様な両者のバトルは、どちらも本気ではない八百長レースを見ている様だ。

と、ガジェット系の素人の浅知恵ではどうにもならないとは思うのだが・・・・


このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

Comment(1)