そもそもデータ活用を考える理由
「データをどのように活用していくのか?」とか言われますよね。不思議に思いませんか?今までだってデータは使ってきたわけです。マーケティング、製品開発、ビジネス上の意思決定に、多かれ少なかれデータは使われてきたはずなのです。で、いまさら、なぜデータ活用を考えないといけないのでしょうか。
答えは簡単です。データの取得するタイミングが変わったのです。
従来は、まずは目的や評価項目などの確固たる仮説があったのです。この仮説を検証するために、データを取得する方法を考え、それに従いデータを取得し、データ分析することにより、目的達成や評価計算をおこなってきたのです。
現在はどうでしょうか。データは測定とかするまえに我々の目の前に大量に存在します。目的や評価項目などの仮説を立てる前からデータが存在するわけです。データが存在するのに、わざわざ、データを新たに取得する二度手間は必要でしょうか?そんなことをする必要はないわけです。存在する様々な種類のたくさんのデータを使用すればいいわけです。
これらのデータを使うためには、データへの意味付けが必要となります。データはデータとしてインタネット上や企業内のストレージ上に格納されている間は、全く意味を持ちません。データを有効に活用としたときに必要なことはそのデータにどのような意味付けをするかということが重要となるのです。すると、そのデータを用いることによって、新たなソリューションがみえてくるはずなのです。
わかりましたでしょうか?従来と比較して、プロセスが逆になりつつあるのです。現在はデータに意味付けをするというプロセスが必要となってきます。これこそがデータ活用の第一歩なのです。
この意味付けされたデータのことを我々はスマートデータと呼んでいます。スマートデータが様々なサービス、スマートアグリ、スマートグリッド、スマートホーム、スマートシティ、が生まれるのです。
さらに、これらのサービスの上で我々は新たな社会を築くのです、その生活こそがスマートライフなのです。
スマートデータ・イノベーションはこれから、ビッグデータ、IoT、AIというキーワードとともに加速していくでしょう。