氷室京介さん活動停止に思うミュージシャンの難聴問題
■ミュージシャンには、よい耳栓が必須
氷室京介さんが、ライブ活動を無期限休止する理由が耳の不調であることを明かしました。耳の問題を抱えるミュージシャンは多く、宇崎竜童さんも難聴であることを明かしています。
大きな音にさらされることを繰り返すと難聴になりやすいようで、耳を守るために、ミュージシャンにはよい耳栓が必要です。
■難聴、耳鳴り、異聴に苦しむ
「炎のドラマー」を自称していた筆者も、2009年の夏から難聴と耳鳴りに悩まされています。何度目かの突発性難聴のあと、左耳の聴力は戻らず、おまけに耳鳴りも抱えてしまいました。
右耳は過去の突発性難聴で低音域がやや聴こえず、左耳は中高音域が聴こえないので、左右の耳で半音くらいピッチがずれて聴こえます。発症から1年ほどは、どんな音楽を聴いても音痴に聴こえて仕方ありませんでした。
■耳鳴りは治らないというのが定説
耳鳴りは治らないというのが定説で、対応策は「気にしない」ということになってしまいます。
耳は特定の周波数を弁別するフィルターのような働きがあって、そのフィルターが刺激もないのに反応するようになったのが耳鳴りの状態なのだそうです。
「気にしない」ようにするために、雑音を聴き続けるTRT(Tinnitus Retraining Therapy)という療法があるのですが、試したところ余計に耳鳴りがひどくなってしまって、筆者には合いませんでした。
認めたくないのですが、右耳も次第に耳鳴りがするようになってきているので、いずれ両耳とも難聴と耳鳴りになってしまうのではないかという恐怖があります。イヤホンをすると耳鳴りがひどくなることから、おそらく補聴器もできないでしょう。
■ブロガーとドラマーの関係はいかに
ところで、過日参加したオルタナティブ・ブログのブロガーオフ会では、参加者の約3分の1がドラマーでした。それもドラマー全員がすぐそばに座っていたということで、ちょっと驚きました。
バンドなど、大きな音にさらされる環境にある方は、くれぐれも耳を大切になさってください。