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OSSコンソーシアムの部会でAlfrecoのセミナーをしました

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おひさしぶりです。毎度おなじみ「おひさしぶりです」です。

先日、所属しているOSSコンソーシアムの部会で、弊社が国内サポートをやっているイギリス初のOSS文書管理システムであるAlfrescoについて小さなセミナーをやりました。

部会メンバー中心で、そこに外部の方が入り交じるような半クローズドな場と言うことで、ちょっと普段とは違う切り口でAlfrescoを紹介してきました。はじめはいつも営業とかでつかっているAlfrescoの資料を皆が作り始めていたんですが、どうも作っていてあまり面白くないので、せっかく小規模で、比較的普段から情報をやりとりできているメンバーが中心の場と言うことで、変化球で紹介してもわけのわからないことにはならんだろう、というもくろみがありました。

結果的に、僕自身がAlfrescoに対して感じていることが色濃く出た内容になりました。Alfrescoというのは文書管理ですが、文書管理という言葉では切り取れないほど多機能で、僕はアプリケーションプラットフォームとしての可能性を感じています。なので、文書管理の機能を紹介するよりも、その切り口に重点を置いた方が僕の感じているイメージを伝えやすいなと思ったのでした。

実際には時間もかなり余ったこともあり、機能を紹介しなかったのはあまり成功とは言えませんでした。質問でも昨日中心の質問がたくさん出ました。ここは、プラットフォームとしての紹介だけで終わるのではなく、ソフトウェアとしての機能「も」ちゃんと紹介しておくのが良かったかもしれません。まったく知らない人にとってはプラットフォームだといきなり言われても伝わりにくく、まずは文書管理ソフトウェアとして紹介し、その上で、プラットフォームとしてのポテンシャルを説明する、という流れのほうが良さそうです。

今回はもうひとつ実験的なことを試みています。プレゼンの文字をひどく大きくする方法で資料を作ったんですよね(いわゆる高橋メソッドというやつです)この手法は、技術者向けのプレゼンではおなじみですが、こういったビジネスメインのプレゼンではあまり使われないのではないかと思います。今回は、技術視点という面もあったのと、比較的ゆるい集まりだったのに甘え、この手法でやってみました。語る方としては非常にやりやすかったですが、やはり参加者の方には「お客さんとかにもあんなやり方でやるの???」と戸惑っていたかたもいらっしゃったようでした。お客さんに向けてはしないですし、参加者がよく分かってないセミナーとかでもたぶんしないと思います。

そんなわけで、いろいろ課題はありましたが、こちらとしてはたいへん得るものの大きいセミナーでありました。来て頂いた方、場を提供していだいたOSSコンソーシアムのBA部会のみなさん、ありがとうございました。それにしてもそろそろニュートーキョーじゃないところで打ち上げをしてはどうでしょうか(勇気を持って書いてみた)

なお、このセミナーは今年に入って連続セミナーとして開催されているもので、僕のこのセミナーで終わりの予定だったのですが、好評につき延長(追加公演?)が決定しています。次回は、10/25はOSSメールサーバである「SCALIX(スケーリックス)」が紹介されます。もうすぐOSSコンソーシアムで告知されると思いますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

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