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エンタープライズ(企業)向けのオープンソースとか育児とかについて考えていきます。

春は過ちのみなもと

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Sakura

えらいタイトルですが、たいした内容ではありません。お元気でしょうか、すぎもとです。

新入生、新入社員の季節ですが、弊社はなにもかわりません。新入社員がいないので、淡々と日常が続いております。とはいえ、ぼくも下の子が幼稚園に入園しまして、しばらくは送り迎えをすることになってます。通園路にいつもシジュウカラが止まっていてツクピツクピと鳴いてます。今日は集合地点にヒバリが来てました。花粉もぼくはもう平気な時期に入りまして、あるいているだけで良い季節ですねー。いやほんとね、通勤とかしてる場合じゃないですよ。

……それはさておき。

先日、社内ではオールスタッフミーティングというのがありまして、普段はコンサルタントとして客先に行っているメンバーやら、育休から帰ってきた同僚やらせいぞろいしました。社長からの現在の会社の状況についての話があったんですが、うちの会社男性の育児休業取得率が100%なんですね、いま。言われてみればそうだなと思うわけですが、これはなかなかすごい。育休の同僚も、休業中の生活の様子などをプレゼンしてまして、懐かしさを感じます。ぼくは前職でも育児休業を頂きまして、そのときは会社での前例がなかったので結構がんばって勝ち取りました。育児休業は法律で誰でも取れることになっているんですが、会社に規定がないと取れないと思っている方が、結構多いんです。規定がなくても取れるんですよ(前にも書いたかも知れませんが重要なことなので)とはいえ、知識の無い方に説明したりするのは超面倒くさいので、育児休業取りたい男性のエンジニアはぜひイージフに来て頂いて、一緒に働きましょう。

今回育児休業をとった同僚は3ヶ月で帰ってきました、ぼくもだいたいそれくらいでした。これは雇用保険から給与の2/3がでるものなんですが、これが終わると無休になっちゃうので、金銭的な意味で無理だったんですよね。いま社長に聞いたところ、2/3以外にさらに上限もあって28万だそうです。これ自体はありがたい話なのですが、3ヶ月はちょっと少なすぎるんですよね。3ヶ月でもひとりよりふたりで子育てできるのは全然マシだと思うのですが、育児の大変なところまで到達してません。新生児は新生児なりの大変さはありますが、3ヶ月でいきなり楽になることもないわけです。ほんとうは3歳くらいまで取りたいくらいです。日本の育児休業率がここまで低いなかでこんなことをいっても先取りすぎかも知れませんが、会社が給与と給付金のギャップを埋めてお金を出してくれる、くらいになってくれるといいのになー、と乱暴なことを思ったりしてます。子育ての問題はいろんな問題が混ざっていていま世の中では日本が死んだり大変ですが、個人個人の問題意識で言えばかなりお金の問題が大きいのは皆さん分かってることだと思うので、お金が理由で育児休業自体が取りづらい状況が減っていくと良いですね。

ところで、うちの会社では、社長も少し前に子供が生まれました。うちの社長は会社を十年も継続させてきたわけですから社長としては能力があるんでしょうけれど、人として本当にいろいろ問題がある人間なので、子供が生まれると聞いたときは社員の大部分が心配をしていたわけですが(心配の内容はとてもここでかけるような物ではありありません)、子供が生まれてもまったく変わっておらず、社員の心配はいっこうに減っておりません。会社が親権とって社員で育てることは出来ないのだろうかなどという話が出るほどです(冗談ですけど)。

先ほども

「はやく子供のクレジットカード作りたくてしょうがないわー」

などという凡人には理解不能な叫びをしておりまして、耳を疑いましたよ。子供とサッカーがしたいとかさ、子供とどこどこに行きたいとかさ、そういうのはないんですよ。クレジットカード作りたい、ですよ。二回も書かなくても良いけど、0歳児をみて考えるようなことかね、クレジットカード。なんなんだ。

春だから、春なのに、わかりませんが、とにかく社長の発言で不安でいっぱいです。現場からは以上です。

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