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2009年所信表明:スタートアップ・ベンチャー企業として

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最後に、スタートアップ・ベンチャーとしての2009年に賭ける思いを。
前エントリーとかぶるが、ベンチャーにはフォーカスが大事だ。事業領域へのフォーカスと、プラットフォームへのフォーカスを考えたい。

・事業領域のフォーカス:

新しいタイプの企業内情報共有サービスが米国で急速に盛り上がっている。それは、企業内Twitter(Enterprise Twitter Service)と呼ばれる社内向けのマイクロブロギングサービスと、企業内FriendFeed(Enterprise Mushup Service)と呼ぶべき、社内情報の集約サービスだ。
この二つは同じようで違う。違うようで同じだ(笑)。とにかく情報をフロー、いや、ストリーム(流れ)と捉えて、社内のあらゆる情報の流れを鳥瞰して、全体を把握するとともに、そこに流れていく新しい知識の自然な共有を目指すという基本的なコンセプトを備えているサービスなのである。

そこで、僕はこの両者を企業内アクティビティストリーミングサービス(Enterprise Activity Streaming Service)と仮置きしておこうと思う。

これまでのイントラブログにしても社内SNSにしても、従来のグループウェアにしても、情報の置き場所を作ることにこだわり、その本質を”場”という概念で捉えている。Webをサイト、と呼ぶことに近い。しかし、実はインターネットでは既にWebはサイトではなくストリームであるということに気づいている(それを僕たちはFeed=フィードと呼ぶ)。

大気は静的な存在ではなく、決してとどまることのない動的な流れだ。海もまた海流という大きな流れそのものである。
この流れによってさまざまな気候が生まれ、僕たちの生活環境を作り上げている。
Webもまた同じだ、海の中に海流というストリームがあるように、WebにはFeedというストリームがある。
(人間にも血流がある。それが動脈硬化などにより滞れば、病気になる)

会社の中においても本当は情報のストリームが存在するはずだ。しかしさまざまな事由によってこのストリームが滞っているか見えづらくなっている。このストリームを可視化することこそが、アクティビティストリーミングサービスの本質である。

米国では、WizeHive、Present.ly、Yammerなどの企業内Twitterサービスが、そしてSocialCastなどの企業内FriendFeedサービスが生まれており、この分野は非常な活況を見せ始めている。
日本では、恐らく僕たちモディファイが初めての本格的な市場参入者であると言えるだろう。
僕たちのサービスは、SMART 4B(SMART for Business)という。このSMART 4Bをもって、日本の企業の情報のストリームを明確化して、社会全体の活性化に貢献していきたいと思う。


・プラットフォームのフォーカス:PCからスマートフォンへ

クラサバ型のサービスから、クラウドにシフトするように、インターネットの利用シーンの主役はPCからスマートフォンに移っていく。(また、モバイルをケータイとスマートフォンに分ける時代はもうすぐ終わる気もする。あらゆるモバイルがスマートフォン化した結果、それと区別する必要性が消えて、スマートフォンという言い方が消えていく、という意味で)

僕たちはまず、スマートフォン(現時点ではiPhone 3G。その次にAndroid、Blackberryらと続く)上で開発し、サービスを提供し、そのうえでPCへと広げていくつもりだ。スマートフォンのエンタープライズサービス市場が僕たちの主戦場であり、このプラットフォームでの最適化を最優先する。


2009年、モディファイはSMB市場を中心としたアクティビティストリーミングサービスを提供し、そのサービスのスマートフォン最適化をコミットしていく。

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