Green RSS Japan(One of the 情報大航海プロジェクト)が公共情報のRSS化
経産省が推進する情報大航海プロジェクト の一環として公開されたGreen RSS Japan のバックエンドとして、モディファイが開発したRSSデータベース MODIPHIが採用されました。(運営は日立コンサルティング)
このサイトは、環境保護団体や環境情報を配信しているWebサイトの情報をクロールしてRSS化している。さらに、公共情報(官 公庁や地方自治体)を同様にクロールしてRSS化しているものだ。RSS化されているサイト数は3000を超える。HTMLから動的にRSSへと変換して いるのである。(フロントエンドはHTML一枚とAjaxのみ。非常に簡素な作りだ)
Green RSS Japan自体の本来の役割は、情報の表示というよりも、むしろ生成にある。RSSフィードを取得して表示しているのではなく、RSS化して表示していることが重要であると思う。Webのデータをセマンティック化するためにも。
セマンティックWebって、究極のエコ的インターネットなんだから。そしてWebがセマンティック化すれば、必ずリアルの世界にも良い影響を与える。
また、環境問題とRSS化が何の関係があるか?あるいは公共情報とエコが関係があるのか?と思われるかもしれないが、ありとあらゆる事象は環境問題と関係がある。
僕たちが健康であれば医療機関への負担と余計なコストを下げられる。僕たちが適度な運動をしていれば、メタボ検診のような無駄な
ことに税金を使う必要は無い。僕たちが時差通勤をすれば交通渋滞も緩和できるし、僕たちがなるべく和食を食べるようにすれば食料自給率も上がって仮想水の
消費も減らせるし、輸送エネルギーも節約できる。僕たちが効率的に情報を取得できれば不必要なネット利用時間を減らせるし余計な紙も要らない。まして、公
共情報とは、国民全員が基本的になるべく早く、正確に知っておかねばならないことで、結果的にありとあらゆる社会生活に影響を及ぼす大切なことだ。
国や自治体が正確な情報を国民に伝達することができれば、行政の無駄も省けるのだ。
RSSは単なるHTMLサイトの更新通知ではなく、コンパクトでリサイクル可能な優れた情報伝達フォーマットだ。情報自体とメ ディアを切り分けてあげることで、Web全体の効率が良くなり、結果として無駄を省いていく。そういう試みの一つに、MODIPHIエンジンを使っていた だけて本当にうれしく思っている。