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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

社会を動かす、流れになりたいセンコー株式会社に対する賛辞とアドバイス

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ちょっと気になるテレビCMを紹介。

センコーのテレビCM
物流にアイデアを編
230kbps


センコー株式会社 (東証一部上場)という物流サービス、IT風にいうとSCM企業のコマーシャルなのだが、テンポよく元気のよい応援歌のような曲が流れている。
最後の歌詞であり、キャッチコピーでもある「社会を動かす、流れになろう」という一節が僕は気に入っている。物理的な交通トラフィックのうえでデータでは なくモノを運ぶ。それが物流企業であり、社会を動かす流れ(トラフィック)だ。僕たちネットベンチャーは、Webあるいはフィードのようなバーチャルなト ラフィックのうえでデータを運ぶ。つまりリアルとバーチャルの差はあれ、社会を動かす流れになろうとしている。まして、ポータルであれば流れではなく 「場」かもしれないが、フィードはまさしく流れ、である。
このコピーは、Googleのミッションステートメントである「世界中の情報を整理する」ことに相当する良い志しであり、それを明確にしている、と思う。素晴らしい。

ただ残念なことが二つある。
一つ目はせっかくのCM動画をダウンロードだけにしていることだ。Webサイトを訪れたら、その場で再生するようにしたほうがいい。ユーザーにも嬉しいし、時間と(ネットの)トラフィックの節約になる。

もう一つは、自身のタグライン(会社のブランドイメージ)である「流通情報企業」についてだ。
CMをみていると、ああこの会社は物流サービスだな、と思うのだが、このタグラインが最後に出てくると、あれ?I流通情報やシステムを売る会社なの?と誤解してしまいがちだ。つまり、どっちつかずな気がする。

僕ならば、いっそ「超・物流企業」、「物流2.0企業」「オンデマンド・ロジスティクスカンパニー」のように(2.0とつけるのは IT業界的には今更感爆発だけど、一般のひとには分かりやすいはず)、物流の会社であることを強調する。

まあ、余計なお世話だとは思うのだけど、タグラインに「情報」をつけると、とたんに意味が複雑化するので、避けた方がいいとは思う。

いずれにしても、僕はこの「社会を動かす流れ」というコピーと、ベタなまでに元気のいいコマーシャル自体は高く評価している。
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