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RSSフィードの普及を加速させる、modiphiプロジェクトについて

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3月14日にプレオープニングサイトを公開したmodiphi.comについての詳細情報は、4月になれば少しずつ紹介できると思うのだが、なぜ僕がこのプロジェクトを進めているかについて、カンタンにお話ししたい。

■ 読み方と語源
まず、modiphiであるが、発音はモディファイ、と読む。モディフィー(X)と読む方がたまにおられるのだが、英語ではPHIはフィーとは読まない。
もちろん、モディファイという発音から分かる通り、modifyのfyをphiに置き換えた造語だ。modiphiにした最大の理由は、modifyではドメインがとれないうえに、特徴があまりみられないことだ。modiphi であれば、.comも.jpも、そして肝心のco.jpも全てとれる(とった)。また、fyをphiに置き換えることによって、PHI=Φとなり、ロゴマークも必然的に決まった。Φは、ギリシア文字で21番目に位置する。21世紀のベンチャーとしてふさわしいと思った。また、Φは、その形から縦にも横にもシンメトリーである。つまり、パーフェクトバランスを意味する。Webのパーフェクトバランスをもたらすサービスを作りたいという想いにぴったりだ。
もちろん、公開してすぐにそれだけの完成度をもたらすことはできないので、敢えてΦ(大文字)ではなくφ(小文字)を使うことによって、未完成=ベータの気分を込めてみた。

■ サービスの骨子
基本的なサービスをカンタンに説明すると、RSSフィードというXMLベースの言語を使ってWebサイトを作るCMS(コンテンツマネージメントシステム)と、そのサイトのホスティングサービスを提供するものだ。
言い換えれば、BlogレスでRSSフィードを直書きするサービスと言ってもいい。

詳しいひとには説明は要らないだろうが、通常、RSSフィードを発生させるためには、Blogにポストしたり、RSS対応のCMSを利用するか、HTMLから自動的にRSSフィードを生成させるASPサービス(アンテナ機能などと呼ばれる)を利用することになる。つまり、まずBlog or Webサイトがあって、それから副次的なコンテンツとしてフィードができる。

modiphiでは、RSSフィードを直接生成する。記事はRSSフィードのみで配信される。
フィードリーダーの普及度はまだまだかもしれないが、IE7を含む最新のブラウザーにとってはRSSフィードは既に可読性のある言語だ。ならば、なにもわざわざいったんBlogなどを介する必要はないだろう、というのが僕の考えである。よりコンパクトで構造的(セマンティックといってもいい)なデータを配信する仕組みをmodiphiは提供する。


■ 今後のスケジュール

まず、4月11日のFBS(フィードビジネス・サミット)で、最新のスクリーンショットを含む、サービスの詳細を一部おみせしたいと思っている。

また、4月19日に予定している僕のパーソナルイベント WBS2.0でも、少しおみせできるだろう。

その後、5月の中旬にクローズドベータテストをする。これは、現在のプレオープニングサイトにIDを登録してくれた方を優先してご利用いただくものだ。
そして、オープンベータ公開を5月中に行なうつもりだ。


Feedpathを辞してまで取り組んでいるプロジェクトである。期待していただいている皆様を失望させることのない、エッジの利いたサービスをおみせしたいと思っている。



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