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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

CNET Japan Innovation Conference 2005 Summer

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今日も暑かったですね。気温はさほどではないのですが、やはり蒸します。

さて、青山ダイヤモンドホールで開催されたCNET Japan主催のカンファレンスに出席してきました。
このBlogのタイトルでもお分かりいただけますように、僕は今公私ともにRSSまたはAtomフィードのビジネス活用に尋常ならぬ興味を持っています。
本業である サイボウズでは、RSSリーダーとBlogをシームレスにつなぐサービスを8月公開する予定なのですが、グループウェア製品であるガルーン2では、グループウェアとしては初めて企業内RSSリーダーを搭載するなど、このRSS/Atomフィードのビジネス活用については、次々と手をうっています。

僕自身、前職から引き続いて活動している、イントラブログ(XHTML、RSS、CSSといったブログフォーマットを活用して、イントラネットをセマンティックかつダイナミックにしていくソリューション)の普及に日々つとめています。とはいえ、今回サイボウズにJoinした結果、イントラネットを包含する形で、より大きな世界でのフィードの実用に尽力する方向になってきています。こうした背景から、今日のカンファレンスには非常に期待していったのですが、一つ一つのセッションに内容が多すぎて、広く浅い情報の公開にとどまったことは少々残念でした。

別のBlogにも記したのですが、Ask.jpの塩川CEOやはてなの伊藤さん(直也さんと言った方がなぜか通りますね)と会話を交わす時間がとれたのはラッキーでした。
直也さんはパネラーとして、RSS/Atomフィードをリーダーを使って読むことについて、「1000のBlogやWebサイトを読まなければならない苦労を軽減する」ことだと簡単に述べていました。それだけですか?とツッコミを入れるヒトもいるかと思うのですが、iPodが初めて出たとき、1000曲持ち歩きできるといううたい文句に、多くのヒトが同じツッコミをしたものです。ところが、ジュークボックスを鞄に入れたまま外出できるという手軽さを実際に味わってみると、これが自分の音楽生活を大きく変えることに気づかされたはずで、同じようにRSSリーダーをかっちり使いこなすことによって、これまでの数十倍の効率で情報を入手できるということが、どんなに素晴らしいかが分かるはずなんですが。

それはともかく、直也さんにしても塩川さんにしても、既に互いのBlogを読み合っていることによって、余分な自己紹介が要らない。Blogの良さを強く感じるときのひとつです。


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