世界を変える革命的なサービス
世界を変える革命的なWebサービスというものは、その創業者や企業のコンセプトに共感する人が多かったという「結果」とはいえ、目指して挑戦するからこそ成し遂げられるものだと思います。アメリカやヨーロッパの企業にはできて、日本の企業にはできないという理由にはなりません。
では、なぜ 世界を変えた革命的なサービスの中に日本産はないのでしょうか?これだという答えを出すのは難しいと思いますが、間違いなく言える事は、それは言語の問題でも技術の問題でも知識の問題でもないという事です。
もちろん、これが全てではないでしょうが、環境や考え方というのがひとつの要因として必ずあります。一度成功を納めた起業家が新しい起業家を助け、プランを一緒にブラッシュアップし、経験者をチームに加え成功の可能性を高め、資本調達や戦略的なパートナーシップも含め最強のチームでひとつのサービスを作る。この挑戦する人を「助ける」「教える」「チームに加わる」等、コミュニティーとしての活動が、ビジネスとして成り立っている。そんな環境がアメリカにはあります。次々に優秀な起業家が新しいサービスをもって挑戦し、成功を納める事ができるのは単に彼らの能力だけではありません。関わる全ての投資家、チームメンバー、起業経験者、イノベーター、コネクター、メディア等、最強のチームが各プロジェクトを支えています。
僕が個人・組織として行う事全てに対し常に信じている事は、「Webのポテンシャルは無限大であり、挑戦する事にこそ価値がある」という事です。
それを実現するための方法は、常に問題に対するソリューションを見いだす事、やりがいのある新たな試みにチャレンジする事、物理的な距離や言語 に制限されない考え方をする事。
そして、結果として生まれるものこそが、沢山の新プロジェクトです。
今回、僕はto be betterというプロジェクトに挑戦しようと思っています。前述の「コミュニティーとして挑戦する人を支援する環境を作る」といったものです。個人でも法人でも、成し遂げたい強い理念と面白いサービスのアイデアがある、もしくは既にサービスとして稼働していて次のレベルに持って行きたい。それらの挑戦の可能性を1%でも高めるためには、既に一度成功をおさめている方々やプロフェッショナルとの協力が大切です。既に経験やリソースを持っている方々が、挑戦する人々を支援して、成功の可能性を高め合うコミュニティーがもしできれば、日本のベンチャーはどれだけ活発に世界へ羽ばたけるでしょうか? to be betterは、ベンチャーや投資家のみならず、新たなイノベーションに関わる全ての方々に対し、その場所を無料で利用してもらい、日本をより良くするためのコミュニティーの一部となれればと考えています。
アメリカで今人気を持ち出したソーシャルサービスがあります。そのサイトでは、スタートアップサービスが、資金調達先、アドバイザー、パートナー等を見つける事が出来きます。投資家やインキュベーターは、新しいベンチャーサービスや企業家を見つける事が出来ます。そのサイトを通し、僕の友人は$2.5 Millionの投資を調達していますし、アドバイザーやコネクターがチームに加わる事により、GoogleやTwitter等に売却できた ベンチャーも沢山います。ベンチャーが必要なリソースを、投資家やインキュベーターが持っているリソースとマッチングさせられる、そういったプラットフォームを日本でも作っていく必要性を強く感じています。世界を変える革命的なサービスが日本から生まれるための無料のプラットフォーム、それが面白いサービスに挑戦できる風潮をつくる第一歩と考えています。