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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

甲子園 ペッパーミル騒動

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春の選抜甲子園大会でペッパーミルパフォーマンスをした選手が、審判に注意をされるシーンがあったようだ。この場面を見たわけではないので、どのような状況で選手がパフォーマンスをし、それを注意したのかわからないが、それに対し「注意しなくてもよいだろう」という意見と「注意されるのは当然」といういう意見がある。

このブログでも、試合中のパフォーマンスについて何回か書いたことがあるので、高校野球に携わったものとしての見解を述べておきたい。

文面にはされていないが、試合前に大会運営委員からは口頭でいろいろと試合中のマナーについて説明がある。「派手なパフォーマンスはしないように」と言われることはないが。何がマナーなのか自分たちで考えて、試合を進めていくだけのことである。高校生のサッカーの試合で、ゴールを決めた後に派手なパフォーマンスをしても、特に問題になることはないのだろう。その場面で、自分が監督としてベンチにいたならば、「余計なことしなくていいから、ボールから目を切るな」と言ったに違いない。「ボールがどこにあるか」を確認するのは、基本中の基本。WBC大会で、ベンチに向かってガッツポーズをして不意に塁を離れた選手が、タッチされてアウトになった場面があった。

そのポーズやパフォーマンスが自然発生的に出るのであれば、「自然なもの」として理解できる。逆転サヨナラ満塁ホームランを打った打者が、ガッツポーズで喜びを爆発させるのは自然なものだし、逆に感情を抑えて淡々としていたならば「凄すぎる」と思ってしまう。武道では後者の振る舞いを求めるのも理解できる。

その振る舞いが自然なものなのか、とって付けたような不自然なものか、見ているものの気持ちそこで分かれるのではないだろうか。

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