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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

コロナ禍と生徒たち

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コロナが学校に残したものはマイナスばかりではない。コロナ禍の状況で生徒たちはどのようにコロナを乗り越え変化していったのか考えてみたい。

昨年は2ヶ月間の休校、学校祭・見学旅行の中止、高体連・高文連大会中止と学校は苦難の連続だった。今年に入っても時短授業と4時下校という制限を受け、部活動も満足のいく練習はできなかった。その中で生徒たちは「今できる最高の形での学校祭」(各クラス動画作成、動画配信)を考え実行し、「新しいスタイルの学校祭」を生み出した。部活動では、短時間でできるメニューを考え、何で勝負するか「選択と集中」で大会に挑んだ。その結果は、練習量では遥かに上をいく私学を破り快進撃を続けた。

生徒たちは逞しくなったと思う。

学校で仲間と過ごす時間の大切さを改めて感じた事だろう。オンラインでも授業は受けることができるが、仲間と過ごす場所が若者には大切なのだ。

コロナで制限を受けた時間は苦しい時間ではあったが、それは成長に繋がる時間でもあった。

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