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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

学校とコロナ 感染対策

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高校ではこの時期、各地でインターハイ予選(高体連大会)が行われている。「こんな時に高体連やるのか」「高体連は中止しろ」という声が、ネット上で多く見られる。確かに、そのような意見があるのは当然である。昨年は、高体連大会も高文連大会も中止だった。甲子園も修学旅行も中止だった。

このような状況ではあるが、どのような形であれば行事を行えるのか、それを模索していくのが現場の取るべき方向性だと考える。リスクゼロは不可能だが、どうやってリスクを減らすことができるのかを生徒と教員が一緒に考え、行動していくこと。それが学校の役割だろう。

あるクラブの感染対策を紹介したい。

頻繁な手洗いとアルコール消毒、換気。雑巾掛けや床に手をついた後は必ずアルコール消毒、全員がアルコールミニボトルを携行し、バスや電車に乗車の後は消毒、アルコールティッシュの携帯、マスクは練習時用にチームで在庫し、濡れると交換、マスクを外した状態での会話を禁止。更衣室でも密にならない動線の徹底、試合ごとのベンチ、机、ボールの消毒、使用するペンも個人のもの。毎日の検温と健康調査。

個人としてチームとして、このような感染対策を行なった

参加する側も主催する側も、このような努力をしたうえでの大会であったことを、記しておきたい。

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