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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

箱根駅伝・・・青学大優勝と原監督のコーチング力2

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おそらく原監督は、「走り」に関して他の人が見えていない部分まで見えているに違いない。他の人が「そんなところを見ているのか」というポイントを多数持っているはずだ。

動きを見て、それを分析するのは指導者の仕事。1秒間を30コマで見れるのか60コマで見れるのかという違い。動作技術を熟知していなければ動作を見ることもできないし、それを言語化して選手に指導することもできない。

「正しく動作を理解し、選手にわかりやすく言語化して伝える」という点で、非常に優れた指導者だ。

選手の動作がわかるから、その区間に適した選手を配置できる。速い選手をただ並べるだけでなく、「この選手はここで使えば能力が発揮できる」という考え方だ。

「駅伝とは、何を争っているスポーツなのか」と原監督に訊いてみたい。

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