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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

学校祭と順位

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学校祭は学校の一大イベント。ステージでの発表や模擬店など工夫を凝らしたものが次々と現れる。生徒たちのアイディアや独創性、限られた予算しかないからこそ生まれる工夫がある。

そういう意味で学校祭は欠かせない行事。どのクラスも順位を競い優勝を目指す。

しかし、そもそも学校祭に順位は必要なのだろうか?個人的には「祭りに順位は要らない」「祭りは順位を付けるものでもない」と思っている。

生徒会を担当している時、生徒会長らに「学校祭に順位が必要なのか?」という問い掛けをしたが、生徒たちは「順位があるから頑張れる」「励みになる」という理由で、順位にこだわった。「順位ではなく賞にすることはできないのか」とも言ったが、結果は同じだった。

学校祭はコンテストでもコンクールでもなく、楽しむもの。みんなが楽しむことができればそれでいい。と思っている。

クラスには「順位なんて、目に見えているものを他人が評価しているだけ。みんなの心の中まで採点できるはずがない。他人の評価を気にしないで、自分たちが満足できる学校祭にしよう」と言い続けてきた。

それでいいと思っている。

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