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キング牧師の演説のときに自分は既に生まれてたんだということを改めて思う

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8月28日は有名なキング牧師の「I have a dream」で始まる演説がワシントンで行われた日。そしてそれは丁度50年前の1963年。今年は50周年記念として同じリンカーン記念堂の前で式典が行われました。当時は新しい米国駐日大使となるキャロライン・ケネディ氏の父親であるジョン・F・ケネディが大統領であったのですが、その公民権運動が今やホワイトハウスの主に黒人を迎えるまでに社会を変えたわけです。

もちろんアメリカ社会や世界がそれまでに、そしてその後に経てきた紆余曲折は正に紆余曲折と言うべき状況でしたし、私自身はその演説の当時はまだ赤ちゃんだったわけで時代背景を自分の経験として覚えているわけでもありません。もちろんキング牧師の演説自体もそうで、正に私にとっては歴史の中の出来事のひとつなのですが、50周年と聞いて「あ、自分はそのとき既に生まれてたんだ」ということに改めて気が付いたんです。当時自分もそこに… いや、日本で生まれて育った私が当時のワシントンに居合わせたわけではないですが、少なくともその時代に私自身は存在していたし、確かにその後の歴史について自分がリアルタイムで触れた部分は当然あるわけで、いろいろな経緯があって気が付いたら米国籍の企業に18年近くも勤めたりとか、まぁ長生きしてると色々あるよねとは思ったりします。

 

もちろん世の中の全部を自分が知ってるはずもないわけですが、流石に半世紀を越えるところまで生きてきた今の時期に、ちょっと色々と知識やら経験やら何やらの棚卸しをしてみるのは無駄じゃないよね?と思う8月の終わりです。

 

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