経営者研修なるものに初めて参加しました
おはようございます。
14℃ 1007hPa @5.20am。ずいぶんと暖かくなってきました。
===ほぼ毎朝エッセー===
先週の金曜日と土曜日は熱海での経営者研修というものに出向きました。雑誌のプレジデントの会社がサポートをしていて、大前研一さんの会社ビジネス・ブレイクスルーが主催するものです。内容としては、事前にはあまり期待せずにいたのですが、とても面白いものでした。
「アイドル・エコノミー2.0」というタイトルから、アイドルスターを創り出すようなものなのかと思っていたのですが(笑)、これはいわゆる、シェアリング・エコノミー、その中でも、空転しているものを上手に活用することでビジネスを創り出す。そういった視点のものでした。アイドルはIdolではなくIdleでした。ちなみに「アイドル・エコノミー」はビジネス・ブレイクスルー社の登録商標だそうです。
研修は一コマ90分程度+質疑応答のものが、6つあるものでした。一つ目は大前研一さんによる、シェアリングエコノミー、アイドルエコノミーについての世界的な鳥瞰図的な動きの説明でした。そして、その後に5つのベンチャー企業によるプレゼンテーションが続きました。
株式会社ティーケーピーの河野社長:オフィスの空きを利用した貸会議室のビジネス。会議室にとどまらず、ケータリングやホテル、研修センターの事業を加えてマザーズ上場をしています。貸会議室という事業をコアにしながら貪欲に周辺のビジネスを加えているところが印象的でした。
Airbnb Japanの田邊代表:サンフランシスコで始まったAirbnbの事業の始まりと、日本展開における状況などの説明をしてもらいました。泊まるだけでなく、特別な体験に参加できるプログラムが充実してきています。体験参加型はそこでの熱意を持った人が主催するもの。より個性的な体験ができるようです。
akippa株式会社の金谷社長:使っていない個人宅のパーキングスペースを、スマホで事前予約してシェアリングできるサービスで運営開始。今は、法人の持つスペースやコインパーキングなどとも提携して展開しています。その強みを生かして、法人とのビジネス連携を積極的にやっています。
AsMamaの甲田代表:友人同士で子育てを助け合える環境を本気で創ることをしています。ママサポという人たちを育て、その人たちから実際に子育てを必要とする人たちの互助ネットワークを人とシステムとでサポートしています。ビジネスモデルありきではなく、正義感からスタート。ビジネスが成り立ってきているのが凄いです。うちの社内でも紹介したいですね。
エアークローゼットの天沼社長:スライリストが好みに応じてコーデした服をレンタルで送ってきてくれるサービスを設立、現在15万人の会員数にまで。アパレル業界の閉そく感を打破できるサービスだという気概を持ってやっています。人のやる気を大切にする経営。
ざっとこのような内容でした。シェアリングビジネスの展開を発表した5名のうち4人が大阪出身だったことも、偶然なのか「もったいない」気質の大阪人の必然なのか、ちょっと不思議でした。
そして、発表のどれもが刺激的でした。「日本でもこんなに面白い研修があるのか」と、目から鱗でした。プレゼンター達による、事業の拡大に対する貪欲さ、熱意、諦めない姿勢、そして、現実化できている事実。これら全てがリアルで面白いのです。CACHATTOですっかり安定してしまっていた自分の心の油断に気づかされたのです。いい刺激をありがとうございました!